ニットの仕上げ加工|仕上げ加工(縮絨・強縮・ミンク加工)について

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こんにちは、松嶋です。

 

先日、弊社の2016AWの展示会が終了しました。

私にとって2回目の展示会となりましたが、前回よりも多くのお客様とお話しできて良かったな~と思います。

 

展示会で、会場に展示していた弊社の素材のBOOK、そしてハンガーには

糸名・編み組織(ゲージ数など)・仕上げ

が記載されています。

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こんな感じです!

 

展示会でお客様に素材を見ていただいている中で、

特にこの、仕上げ方法について質問してくださる方がいらっしゃいましたので、

今日は、ニットの仕上げ加工をテーマに取り上げたいと思います。

 

ニットの仕上げ加工とは?

ニットの加工方法は仕上げ加工と呼ばれます。

仕上げ加工は編んだ生地を安定させたり、表面を変化させたりすることによって、見た目や風合いを良くして、素材としての価値を高めるために行われます。

「参考文献:2001年 ニット探訪 水野信子」

私たちのBOOKやハンガーに記載しているのは、この”仕上げ加工”です。

 

湯通しとは?

湯通しという仕上げ加工は

素材にもよりますが、柔軟剤が入っていないぬるま湯に10~15分程つけておく加工方法です。

 

縮絨と強縮は何がどう違うの?

まず、縮絨の方法について、ウール100%の素材の場合をご説明します。

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編み立てをします

下蒸しアイロンをかけます

汚れ・油を落とすためにウール用洗剤で洗います(35~40度くらいのお湯使用し洗濯機・弱3~5分で)

柔軟剤に20分~30分つけ、洗濯機で弱3分回す。

脱水します

低温乾燥させます

セット

 

このような手順で縮絨加工をします。縮絨をすると、風合いが良くなります。

強縮 の場合はこの工程の洗いの時間を長くすることにより、編地がフェルト化します。

 

ミンク加工って何?

ミンク加工とは、仕上げ剤を用いて、生地の表面を滑らかにふわふわに加工することです。風合いが良くなり、まるで毛皮のミンクのようになります。

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写真は弊社の16AW、New素材「セーブリーナ」のハンガーです。見た目でも、タック柄の縮絨とミンク加工の違いがはっきりと分かりますね!

同じ素材でも、仕上げ加工が違うと印象が変わるので、面白いな~と感じます!

 

今日は仕上げ加工に注目してみました。

ニットのお仕事を長くされている方には基本的なことだったとは思いますが、私自身この会社に入る前はまったく知らなかったことでしたので、今回、取り上げてみました。私のように、ニットに関わり始めたばかりの方に読んで頂き、参考にしていただけたら幸いです♪