簡単なリニューアルの方法で、あなただけのニットに。
- ニット製品の取り扱い方法
- 投稿日:
- 2015-10-02
- (更新日:2020-06-27)
中秋を迎え、西に暮れゆく夕日が、茜色に染まる茅ヶ崎海岸!『秋焼け』ほんと自然の美しさに感動させられますね。
おはようございます。丸安毛糸の福田です。
さて、秋が深まるにつれて、いよいよセーターが恋しい季節になってきましたね。簡単リニューアルで、あなただけのニットを作ってみよう!!って、
だいそれたタイトルですが、今回ご紹介するのが、洗うことでリニューアルする方法をお伝え致します。
クローゼットで在庫になっているものや、昨シーズン購入したセーターを、ちょっと流行の膨らみ感を持たせ、スリムでかっこよく着たい!!
そんな方にお勧めです!!
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目次
・セーターの素材混率を事前に確認する。
・洗う前にどのような仕上がりにしたいか、イメージしておく。
・洗い方について。
・スチームアイロンでサイズを整える。
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セーターの素材混率を確認しておく
基本ウールが入っているものに限定されますが、アクリルとか、レーヨンとか、長繊維が多く含まれている素材混率では、洗い時間を長くしても、思ったように膨らみを出せないので、混率の目安として、ウール絨毛(じゅうもう)混でも70%以上含まれているものが望ましいです。今回用意した素材セーターは限定的ですが、ウール100%の紡毛糸タイプのものと・・・・・・・・
アルパカにウールをブレドしたアルパカ70%ウール30%梳毛タイプものを用意しました。
洗う前にどのような仕上がりにしたいか、イメージしておく
ある程度しっかり縮ませメンズぽくさせたい場合は、洗い時間を長くする。
毛をふかせ、ふっくらさせたい場合は、洗い時間を短くしする。
洗い方について
では、洗う前の準備として、大切なポイントが身頃裾と袖口を止めておくことで、袖の絡み付きを解消して、風合いを均一にする効果があるのです。
では、実際に洗っていきましょう! 会社にある、かなりレアな二層式洗濯機ですが、家庭で風合い出し加工を行うには、全自動より二層式の方が、どんな感じになっているか?コンディションが一目でわかるので、とても使い勝手がよいです。
ぬるま湯に専用洗剤エマールとかを適量入れ、洗う時間の目安は3分から5分と、更に風合い毛を出したい縮めたい場合は、状態に応じて時間を追加してください。ボールに入れて洗う場合は、ただ漬け置くのではなく、洗濯機と同じよう3~5分もみ洗いをする。
濯ぎ、脱水が終われば、乾燥機に入れ乾燥させるのですが、ハードな仕上がりが希望の場合はしっかり芯まで乾燥させ、ソフトな仕上がりがよければ、60~70%ぐらいを目安に乾燥させ、あとは自然乾燥させる。
タンブラー乾燥機に入れるメリットは、ドラムが回転し、内容物が落ちる効果で、たたかれ、毛が吹き膨らみを持たせ、また繊維と繊維が絡み合う効果で、程度よく縮みを加えることができます。
スチームアイロンで、サイズを整える
乾燥が終わったら、縮んだ縫い代側から全体にスチームアイロンで、伸ばしながら編み目を整える。
できれば、仕上げ用馬があれば、交わった個所も均一に綺麗に伸ばすことができるので効果的です(参考まで)
そして、表側に返し全体をイメージしながらスチームをかけ、サイズを整え完了です。
どうですか? あえて洗って縮めることで、ふっくら、もちもちボリューム感あるセーターに仕上がりましたね。
まとめ
クローゼットに在庫になっているセーターたち、いつもと違った洗う加工方法で流行りのニットに変身! ポイントは、1サイズ~2サイズぐらい小さくなるので、それをイメージして下さい。素材特性繊維が絡み合う効果を活かすことで、簡単にリニューアルできますので、是非試してくださいね。