ニット作りをとおして思い出すお客様との事

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皆さんこんにちは、丸安毛糸の中谷です。

9月に入り、涼しい日々が多くなってきました。

こういう季節にピッタリの場所が、上記写真の場所になります。

愛犬のいる私は、いつも外のテラスを使用していますが、

イチョウ並木の景色がとてもきれいで、つい時間を忘れて長い時間を過ごしています。

そんな時、愛犬のしているリードにふと目がとまり パピー(子犬)の頃から

今日まで使い続けているリード以外は使いたくないな~と思いました。↓ ↓ ↓

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そう思う理由は、このリードをして旅行にいった思い出や

初めて散歩したときの、思い出等がつまっているからです。

同じように、仕事(ニットつくり)を通して、思い出すお客様との事も

いくつもあるな~と思いました。

今回はニットを通して、あるお客様との思い出をお話したいと思います。

 

ニット作りをとおして思い出すお客様との事

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それはニット作りの中で起きたクレームからの話になります。

もう、十数年前にもなりますが、展示会サンプル作りにおいて

お客様の意図したサンプルに、何回も繰り返し作っても上がらない事がありました。

私自身のニットに対する理解度が、足りなかった事もそうですが

一番の原因は、この程度のサンプルの完成度で良いんだ。という

自分本位な思いが、全てサンプルに表れていた事だということです。

最終的にはサンプル期日が迫ってきて、お客様が海外出張にいく

朝の空港にまで打ち合わせに伺うといった、大変迷惑な状態にまでなってしまいました。

そんな状況の中で、お客様の思いの詰まった言葉が、今でも心の中に残っています。

料理をつくる事と仕事の進め方は共通する。という言葉です。

材料には下ごしらえする順番が決まっていて、火を通している間に

例えばスープ作りをしたりと同時平行した手順も必要であり、

また、完成された料理を想像しながら逆算して手順を踏むことで

自分の思っている料理が、完成するという内容でした。

話を聞いた時は分からない事でしたが、それ以後、仕事を通して少しずつ理解が

深まってきたと思います。

また、この経験を自分だけでなく、周りのスタッフにも伝えていくことで、

その経験を何倍も意味のあることにしたいです。

最後に。

実は1年ほど前にお客様と、当時とは別のブランドで仕事をする機会が出来ました。

この事を覚えていらっしゃるかはわかりませんが、教えて頂いた

料理をつくる事と仕事の進め方は共通するという言葉を思い

お客様との仕事の中で実践するようにしたいです。

それでは次回また。