どこに座ればいいの?席次・席順のマナー

  • 仕事に役立つ豆知識

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20150616席次

こんにちは。営業事務の小柳です。
以前、発酵食品に興味があり、ヤマキ醸造工場見学に行ったとブログで書かせていただきましたが、その後すぐに醤油を仕込み、先日は味噌を仕込みました。
醤油は約2ヶ月が経って、諸味は滑らかで醤油の香りも強くなってきましたが、あと4ヶ月経たないと美味しい醤油ならないのです・・・
発酵が進むにつれカビが発生したりするようなので、きちんと取り除いて根気よく育てていきます。
味噌は仕込んだばかりで変化はまだみられないけど、変化を楽しみながらこちらも根気よく育てていきますよぉ〜

 

上座・下座を知っていますか?

ところで、上座(かみざ)・下座(しもざ)という言葉は聞いたことがありますか?
お客様や目上の人が座る席を上座、目下の人や接待する側が座る席を下座といいます。
上座の方がより安全で心地良い席です。
応接室などの部屋の他にも、車、エレベーターにも上座・下座があります。
上座は「奥の席」とも言いい、お客様に上座を勧める時は、「奥の席にどうぞ」と声をかけてくださいね。

※目上の人:一般的に役職が上の人をさしますが、同じ地位の場合には年齢が上の人が上座となります。
婦人同伴の場合は、婦人は原則として夫の席次に準じます。

 

上座・下座が大切なワケ

上座・下座という言葉は、馴染みが薄く、ピンと来ない方もいるのではないでしょうか。
実は上座・下座はとても重要なマナーで、これを間違えたり、怠ると、お客様を大いに怒らせてしまうことにもなるのです。
上座・下座は座る位置(席)、立つ位置です。「お客様・社員」「上司・部下」「先輩・後輩」というように、役職や年齢、立場に対しての敬意の現れです。
地位・役職・年齢が無視されたらどうでしょうか。自分の存在そのものを否定された、無視された、ぞんざいに扱われたという気持ちになります。
位置や順番に対する日本人の感覚は、実はたいへん敏感なので、粗相のないよう正しい知識を身につけてくださいね!

 

シーンごとによる席次

≪基本となる席次≫

基本的には入口から最も遠い席が上座となり、入口に最も近い席が下座になります。

会議や接待などの種類を問わず、これが基本的な並び順になります。

※○内の番号の順に目上の人が座る形になります

会議室基本

 

ただし、奥に窓があり景色がすばらしい部屋の場合、たとえ入口が近くても景色を楽しんでもらうため、景色が見えるほうが上座になります。心遣いによるものです。

応接室 席次

 

≪応接室での席次≫

出入口から遠い席が上座になります。そして1人掛けの椅子よりも、ソファーの方が上席になります。

応接室 ソファのある席次

 

また、ソファーの種類にも格があるので、配置には注意するようにしましょう。
1.長椅子
2.一人用のひじかけ椅子
3.背もたれのみある椅子
4.背もたれのない椅子
という順番になります。

なお、自身が訪問先で会議室や応接室に通された場合、相手が来るまでは下座に座るか立って待つようにしてください。その後、相手から上席を勧められたら、指定された席へ移るようにしてくださいね。

 

≪会議室にお客様を招く場合の席次≫

入り口から遠い側の列の中央の席が上座になります。自社側も同様の順で、入り口に近い側の列に座ります。

応接室にお客様を招く場合とは異なり、真ん中が上座になるので注意してください。

会議室の席次

 

≪議長がいる場合の会議室での席次(ロの字型)≫

出入口から一番奥の席を上座とし、以降は議長から近い席順で上席となっていきます。

会議室 議長1

 

≪議長がいる会議室での席次(コの字型)≫

対面席が無い側の中央の席が議長席となり、議長からみて右隣が上座になります。以降、左側・右側と順に上席になります。

ロの字型と違い、コの字型は議長と同じ列の席が上席になるので注意してください。

会議室の席次

 画像はこちらからお借りしました。

 

最後に

やるべきことをやっていても、席や立ち位置の順番を間違えたことで評価が下がってしまうのは本当に勿体ないことです。とっさの場面で「あれ、どっちがどっちだっけ?」と戸惑うことがないようしていきたいですね。
次回もシーン別に席次を紹介していきます。

それでは。