ニットに抜染加工をしたらどうなるの?(7G 天竺)

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皆さんこんにちは丸安毛糸の中谷です。

東京は30℃を超える日も出てきましたが、皆さん暑さにまけていませんか???

我が家の愛犬といえば・・・家では床に寝転んでいる時間が日に日に増えているような気がします・・・

ある日の寝転んでる姿です。熟睡中です・・・・・・。

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さて先日まで行っていました16S/S展示会。

多くの皆様にお越し頂きまして改めて有難うございました。

展示会向けに作成したサンプルの中で抜染加工したニットについて

お客様(Yさん)に興味を持って頂きました。

そこで、今回のブログで抜染加工について、詳しく説明をさせて頂きます~。

 

どういう工程でおこなわれているのか?

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まず調べるにあたり、今回サンプル作成にも協力頂いた

昔から好意にお取引を頂いている大阪の加工屋(S,H様)に説明を頂きました。

 

最初に抜染データ(柄)の作成から始まります。 これが、今回のサンプルの柄データーになります。

↓   ↓   ↓

柄データ

次に商品をインクジェット機の上にセットします。その際、極力平らになるように板に着せる事をします。

そうしませんと、柄が綺麗に抜けないこともあるからです。

 

続いて抜染剤を商品に噴霧します(噴霧する時間ですが柄にもよりますが5~10分程度です)

(写真の黒の部分に抜染剤が噴霧されます)

**写真は今回のサンプル柄とは違います。

インクジェット機

 

そして抜染剤の付いた、商品に熱プレスをおこないます。(加熱する事で、抜染剤の反応を促進させニット糸の染料を脱色させます。)

プレス

 

その後、自然冷却を行いソーピング処理(洗い)をおこないます。(抜染剤の中和処理)

最後に、商品を乾燥をさせて、完成となります。

ちなみに、インクジェット機(島精機は)によって抜染加工の出来る素材は植物性繊維に限られます。

また、繊細な柄を表現する際にはハイゲージでの編地をお勧めいたします。

 

まとめ

今回、それぞれの工程を伺っていく中で、自分の中で何となくわかっていたつもりが

より具体的に理解できることができました。

加工と一口に言っても、その内容を詳しく理解する事で、お客様にもより分かりやすく

ご説明もでき、よりモノつくりを通した関係性が増していけるのではないかと思います。

今後も加工に関する、疑問や質問がございましたら、遠慮なく言ってください~。

それでは次回また。