ニットならではの加工、縮絨で針抜き柄に変化を〜部分パイル風〜
- 加工
- 投稿日:
- 2015-05-27
- (更新日:2020-06-27)
こんにちは〜
丸安毛糸の田沢です。
最近メガネを買いました^^
メタルフレームです!!
上が旧メガネです笑
メガネは2つあると気分で変えられるのでいいですよね〜
さてさて〜そんな事は置いておいて、今回は皆さんおなじみの針抜き柄にニットならではの加工、縮絨を使って、ただの針抜き柄がどの様に変化するか検証してみたいと思います。
まず、本来縮絨は下記項目を目的として用いるのが基本です。
・風合いを出す
・毛を出す
などなどありますが、今回は風合い出しなどの目的ではなく、縮絨する事により縮む特性を利用した
編地を作りました^^
・目次
・針抜きとは?
・各針抜き幅での編地解説
それにあたり、まずは針抜き柄から説明致します。
針抜きとは
針抜きとは編み間で針を抜く(針を編めない位置にし、編進む様にする)事を言います。
針を抜く事により、編み目を大きくする事や、リブを形成する事、糸を渡らせて柄を形成する事ができます。
針抜きは針をわざと抜くため、通常よりも針を2倍使います。
そのため身幅が大きいと、編幅が入らず、接ぎを入れないと編めない場合があります。
今回はそんな針抜きの「糸を渡らせる柄」に縮絨を使ってパイル風の編地を作りたいと思います。
2種類の針抜き幅でパイル風を作成しました^^
下記写真をご覧下さい。
・6×2針抜き
如何ですか?
6目が縮絨され針抜きし渡っている2目が浮いています。
こうすることでもパイルが表現できるんです^^
平坦な面をふっくらしている面にめりはりがあって部分使いなどしたら可愛いかもしれないですね。
・5×1針抜き
如何ですか?
針抜きの幅を狭くしてみました^^
さっきの6×2針抜きよりも凹凸が抑えられていますね!!
間隔を狭くしている分凹凸が抑えられ全体的にふっくらしているようにみえますね~
これであれば全体に柄を使うのもありかもしれないですね〜^^
まとめ
みなさん如何でしたでしょうか?
ただの針抜きがパイル風の編地にもできるのです。
縮絨の使い方も色々あるんだと、この編地を作っていて思いました^^
針抜き以外の編柄ももしかしたら縮絨の加工を加える事で表情を変えられる柄があるかもしれないですね。
またそんな柄を見つけて作ろうと思います!!
ではまた〜