ご存知でしたか?ニット糸の染色方法のメリットデメリット
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- 投稿日:
- 2015-04-24
- (更新日:2020-06-27)
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こんにちは!丸安毛糸の召田(メスダ)です。
先週は入社して以来、初じめての出張に行かせていただきました!
場所はニットの産地の一つである新潟県五泉市です。
冒頭の写真は加茂市の加茂川にあった鯉のぼりなのですけど、これは毎年、ご近所の方々が持ち寄っているみたいです。
この日は天気も良く風があったため勢いよく泳いでました~
ちょうど満開の桜も見ることができ、緊張ぎみの初日でしたが、気持ちの良いスタートで良かったです!
さて、今回のブログでは 私なりに出張先で見学させていただいた染工所様で学んだことをまとまてみましたので、どうぞ最後までよろしくお願いします!
チーズ染色とは、、、
コーンに近い状態で染色する方法です。
写真はチーズ染色用のコーンに巻いた状態のもの。
穴が開いている箇所から染料が染み渡っていきます。
チーズ染色用の器具にセットされた状態です。
コーンをセットした棒から染料が出てくる仕組みになってます。
チーズ染色のメリット&デメリット
比較的、細い糸のもの、春夏素材のものに多く用いられる染色方法です。
糸の結び目が存在しないのところがメリットです。
常にコーンの内側から外側へと染料が染み渡るため内外差がでてしまうのが最大のデメリットとなります。
1kgオーダーしたのに実際に手元に届いたのは0.9kgしかない!というのは
ソーピングした際に、油が抜けて糸が痩せたり、染色の内外差を少なくするために2%~3%カット(捨てる)しているためです。
綛染色とは、、、
写真は綛染め用の染色機です。
染料は常に噴射されており、綛がかけられている棒が回転して染色されていきます。
綛染色のメリット&デメリット
あまり細い糸は綛染めには適しておりません。
なので比較的、秋冬の素材の太い糸のものがこの染色方法が用いられるようです。
チーズ染色に比べると糸に負荷がかからずリラックスさせた状態で染色するためふっくら上がります。
コーンアップなどの手間はかかりますが、色ムラが少なく上がるところがメリットです。
デメリットとしては、糸の結び目が数箇所出てきてしまうところです。
最後に、、、
ニットの産地と知りながら足を運んだのは今回が初めてでした。
今回の出張で実際に自分の目で現場を見たことにより、電話でお話しながらイメージがしやすくなりました!
新潟の方々はなまりが柔らかくて、なんだかほっこりしました〜
温かく向かい入れていただいて嬉しかったです!とにかくお米がおいしかったです!笑
まだまだ勉強中のため説明など足りない部分あるかと思いますがこれからどんどん知識を深めていきたいと思います!
では、また~