大人気素材スプーニャを改めてご紹介

今回はMONTELUCEの人気素材、「スプーニャ SPUGNA」を改めてご紹介いたします。
元々のラインナップからの派生型が増えました。
今回の記事で皆様の検討の参考にしていただけますと幸いです。

スプーニャとは？

まずは改めて基本のご説明です。
スプーニャの原料はフランス産のメリノウールです。（以下、フレンチウールと表記します）
フレンチウールは元々、ラグやカーテンなどインテリア雑貨での使用がメインでした。
理由は原毛にあります。
フレンチウールは夾雑物（草、藁、泥、羊の糞など）が非常に多く含まれており、かつ繊維そのものの太さも22マイクロンと太いです。夾雑物の除去の手間、22マイクロンという繊度からも、ファッション衣料にはあまり向かないという認識がされていました。
しかしフレンチウールの空気を含んだバルキッシュなタッチと表情は独特なものがあり、私たちはこれに着目しました。夾雑物を人の手で除去して紡績、それを私たちのフィルターを通して色をつけ、MONTELUCEのラインナップに加えました。
品名のスプーニャはこのタッチのことを表していて、スプーニャ（SPUGNA）はフランス語で「スポンジ」という意味なのです。

仏SEGARD MASUREL社の認証を取得

2024年、フランスのセガード社の認証を取得しました。
この認証は私たちのスプーニャはフランス産のウールであることの証明になります。
この認証の下げ札もございますので、もしご入用であれば各営業までお問い合わせくださいませ。

スプーニャシリーズのラインナップ

スプーニャ　2/16,3/16,1/4

3番手が一つのブックに収録されています。
スプーニャ単糸を元に、2/16は2本撚り、3/16は3本撚り、1/4はロービングです。
スプーニャのバルキッシュな雰囲気を素直に感じることができる3種です。
柄立ちが良く、ケーブル柄の編地は人気があります。

スプーニャ 2/16

スプーニャ　1/16

2024年より単糸での取り扱いを開始しました。
単糸なので斜行が発生しますので、左右のバランスを保てる組織設計をお勧めしています。

繊細かつバルキッシュな雰囲気の表現が可能です。

スプーニャ 1/16

スプーニャタム　1/7

スプーニャの原糸を使用したタムタムヤーンです。
ノーマルタイプよりも若干へアリ―で柔らかさがあります。
未防縮なので強縮加工も可能です。

スプーニャタム 1/7

スプーニャタム　1/13

スプーニャタムの細番が2024年に登場しました。

※染糸の在庫はしておりません。サンプル糸として黒のご用意が若干ございます。

スプーニャモール　1/1.9

スプーニャの原糸を使用したモールヤーンです。
ノーマルタイプのスプーニャに比べ、空気を含んだモチっと感があります。
また比重も非常に軽いのが特徴です。

スプーニャモール 1/1.9

スプーニャモールスリム　1/4.5

2024年にスプーニャモールの細番ができました。

これまでは使用できるゲージかなりの縛りがありましたが、細番の登場によってスプーニャモールの活用の幅が広がりました。

※サンプル糸のストックに限りがあります。使用を検討したい場合は弊社営業までお問合せください。

おわりに

スプーニャの紹介は以上です。

なにかご不明点などございましたらお気軽にお問合せくださいませ。