消費者マインド:ちょっとした楽しみを求めるようになったのは?

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皆さん、こんにちは。井野です。

Forecastingや消費者傾向のアイディアを得るために、WGSNのブログやレポートちょこちょこ見ていますが、最近出されていた消費者マインドの中で、ちょっとした楽しみを求めるという分析が面白かったので紹介していきます。

現代の世の中に対する人々の感情

ここ何年も、WGSNが世界の状況を表現する時には、複雑でストレスフルで、人々は先行きの不安を感じているために安らぎを求めている、と表現することが共通しているように思います。ただ、2026年向けのフューチャーコンシューマーの見解で面白かったのは、人々が感じる否定的な感情は10年で増加傾向にあり、倫理観や道徳観が低下している世の中に感じている人が多い中、実際の研究データによると変化がないそうです。このことから、人々が過剰に負の感情を抱いてしまっていることも見えてきます。

ちょっとした楽しみ、息抜き生み出す

人々が過剰に反応してしまっていることはありますが、やはり不安を抱えていることは確かなため、そこに対してどのように乗り越えているのか?日々の生活にて気持ちを切り替えているのか?そこに対する答えが、ちょっとした楽しみを生み出す、ということです。気分を高揚させてくれてたり、煌めきを感じさせてくデザインの商品を日常に取り入れて楽しんだり、といったことがより求められそうです。また、日常の生活の質を高めるために、休息を定期的に取り入れるなど、ワーケーションや旅行の需要も実際に高まっているそうです。

まとめ

最近始まったことではないにしろ、ここ最近でより重要視されるようになったトピックなのではないかな、と思いました。如何に犠牲の代わりに成果を上げて成功していく、という方法ではなく、ベースのライフスタイルを充実させた上でどう成果を上げていくか?という考え方にシフトしているからこその結果に感じました。それでは、また!