悩み解消!​ 糸の​番手に​ついて​(糸番手の​きまり)

  • 基礎講座

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皆様こんにちは、丸安の額賀です。
秋!来ましたね!服が楽しい時期です。
8か月くらい春と秋だと僕は幸せです。今回は、糸の番手についてリライト記事です。

糸の番手はどのようにきまっている?

糸のある一定の重さに対しての長さが糸の番手になります。

前回のおさらい

ウール番手 1Kg=1Km(1g当たり1m)

綿番手   1ポンド(453g)=840ヤード(768m)(1g当たり1.7m)

麻番手   1ポンド(453g)=300ヤード(274m)(1g当たり0.6m)

デニール  0.05g=450m(1g当たり9000m)

 

番手はウール、綿、麻、長繊維(化学繊維)など素材によって違います。

各素材を1g当たりの共通した単位に直したのが共通番手になります。

(共通番手とは1g当たりの糸の長さになります。)

表示方法は,ウールの場合には1gで10m(1Kgで10000m)の糸は1/10(十番)になります。

 

各素材の番手表示方法

素材によって表示方法に違いがあります。

ウール1/1 綿0.6/1 麻1.7/1 9000デニール(化学繊維)

以上の表示はすべて同じ長さになります。

ウール番手は1/10と表示をし、十番単糸といいます。

上の1が糸の本数を表し、下の10が長さを表します。

綿と麻は10/1と表示をし、上が長さを表し下が糸の本数を表します。

ただし、綿と麻では同じ表示でも長さに違いがあります。

それは上の計算方法を参照してください。

 

綿番手、麻番手、デニールをウール番手に直します。

綿番手の30/1はウール番手の1/51になります。

麻番手の30/1はウール番手の1/18になります。

デニールの300dはウールの1/30になります。

 

簡単な計算方法

綿番手をウール番手に直すには、綿番手に1.7を掛けるとウール番手になります。

麻番手をウール番手に直すには、麻番手に0.6を掛けるとウール番手になります。

デニールをウール番手に直すには、9000をデニールで割るとウール番手になります。

 

こんな便利なものが昔から会社にありました。

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↑画像はクリックすると拡大します。

30数年前の番手換算表です。

シートに直しました。

まとめ

今回は数字が多く、私の説明もわかりにくい所があると思いますが、慣れると便利です。

手芸糸屋さんに行ったときに、1玉 50g 100mの表示を見たら、100m÷50g=1/2となります。

このように少しづつ楽しんで下さい。

次回もよろしくお願いいたします。