こんにちは!丸安毛糸の若名です。

まだまだ暑いですがなんだか秋の気配もしてきたような。。。

そろそろ秋服が欲しくなる方も多いのではないでしょうか!

今回は店頭でもよく見かけるトレンドアイテムの「ラメニット」についてご紹介いたします!

ラメニットに使われるラメ糸とは?

ラメ糸は基本的にキラキラしたフィルムをカットして芯糸に巻き付け、その上からコーティングして作ります。

フィルムの種類はメタリックタイプ・クリアタイプ・パールタイプ・マットタイプなど様々です。

ギラギラに見せたいのか、繊細に見せたいのか・・・などイメージによって選ぶ糸が変わってきます。

またラメ糸も番手が細いものから太いものまであるのでこちらもイメージやシーズンで選ぶことになります。

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                           

ラメニットの作り方

ラメニットはラメ糸をゾッキで使用するパターンと、他の糸と引き揃えたりプレーティングしたり組み合わせて使うパターンがあります。

どちらの手法もよく使われていますが、他の糸と組み合わせる方が使いやすいと言えると思います。

なぜかというと、組み合わせの場合下記のようなメリットがあります。

組み合わせ(引き揃え・プレーティングのメリット)

・基本的にどんな糸にも組み合わせられる

ラメ糸はポリエステルやナイロンなどの合成繊維なので、ゾッキで使用すると合成繊維特有のフラットな質感になることが多いです。天然繊維と組み合わせることで綿や麻ならナチュラルな清涼感、獣毛なら暖かみやリッチな感じの奥行きを生かしたままラメの華やかさを加えることができます。

・肌当たりを軽減できる

ラメ糸はフィルムをカットして作っているためチクチクするものもあります。裏側に柔らかい素材をプレーティングすることで肌当たりを優しくすることができます。

・ラメの光沢感を調整できる

ラメのギラギラ感の強さは糸を変更することで調整できますが、糸をもう一度探すのは大変・・・という時もあると思います。他の糸と組み合わせている場合、ラメ糸のプレーティングを後側に変更すると少し控えめになって落ち着いた雰囲気にできます。逆にもっと華やかにしたい場合はラメ糸を表側プレーティングにして2本取りにしたりなどすると光沢感が増していきます。

グレーの綿の糸にシルバーのラメ糸をプレーティングしています。綿のナチュラルさが生かされた編地です。

ゾッキの場合のメリット

このように組み合わせの場合はメリットがたくさんあるのですが、ゾッキの場合にもちゃんとメリットがあります。

・色の組み合わせを気にしなくて良い

他の糸と組み合わせる場合、一回編んでみないと仕上がりのイメージがつきにくいことも多いです。

時間が無い時などはゾッキで使用できるものを選ぶのがおすすめです。

・細番手ならより繊細に仕上がる

一番のメリットはこれだと思います!写真だと伝わりにくいかもしれませんが、下図のようにラメ糸ゾッキだとより薄く仕上げられるので華やかだけど繊細で美しい仕上がりになります。

繊細でSSのシアーなアイテムにぴったりな仕上がりになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ラメ糸は引っ掛かりやすかったりとデメリットもあるのですが、コーディネートに華を添えるのにぴったりなアイテムです!店頭でも続々と登場しているのでぜひ注目していただければと思います~!

それではまた。

記事の内容やニットに関することは、お気軽にお問い合わせください

アバター画像
若名 詩織

お問い合わせ

記事を書いた人

丸安毛糸製品部の若名です。
前職では布帛のODMをしていたので、ニットに限らず洋服のことについて色々とご紹介できればと思います!

BLOG TOP