世界唯一、日本に残された伝統技法とは!?
- 編み・柄
- 投稿日:
- 2015-01-20
- (更新日:2020-06-07)
おはようございます ヾ(o´ヮ`)ノ ヾ(o´ヮ`)ノ ☆ 丸安毛糸 事務の小椋です!
遅くなりましたが、、、明けましておめでとうございます!本年もどうぞ宜しくお願い致します<(_ _)>
さてさて、お正月に私の大好きなTV番組の「和風総本家」の特番を見ていたところ、とても興味深い老舗が出てきたので調べてみました。
その老舗の名は「京都マーブル(株式会社マーブルプリント)」さん。
マーブル模様というとなんとなくイタリアを思い出すため、外国製品のモノなのかな?と思ったところ、確かに昔は外国にも職人さんが沢山いたようなのですが、どんどん職人さんが減っていき、なんと今では世界でも京都に1件のみとなってしまったのだそうです。京都では紙ではなく布やスカーフなどにプリントし、それが世界中に広がっていく、と聞くとそれだけでワクワクしませんか^^? 日本でこの染色技法を用いた他の工場は30 年以上前に姿を消し、現在では、㈱マーブルプリントさん 1 社となっています。また、本家ヨーロッパでも、現在、この技法を実践している工場は確認されておらず、世界で唯一、マーブルプリント技法による染色加工をおこなっている会社だと思われます。
マーブルプリント技法の特長
1.多色使いが可能
一般的なスクリーン染色では、スクリーンの数だけに色数が限定されますが、マーブルプリント技法は、別名「百色プリント」と呼ばれており、どれほど多くの色を使っても、鮮やかな発色を可能とします。商品の中には96 色を使用した柄もあります。
2.広い柄域と表現力
マーブルプリント技法は、よく知られている大理石模様やピーコック模様だけでなく、実にさまざまな模様を表現できます。マドレー技法とは異なり、原料に固形の糊を使いますので、さまざまな柄パターンをモザイクのように組み合わせることが可能です。これにより、柄のパターンは無限に広がります。
3.立体感があり、深みのある色彩
デジタルプリントとは異なり、マーブルプリントには立体感があり、色に深みがあります。また、よく裏抜けするため、どちらが表かわからないほどです。加えて、ほとんどの加工は手作業でおこなうため、手作りならではの温かみのある風合いが特徴です。
TV番組内で、ゲストの萬田さんが本当にたまたま、マーブルプリントのスカーフを持っていらしてて、広げた時本当にふわっとしたステキなスカーフでした♡
TVの中で紹介していたのは布帛ばかりだったので、丸安毛糸の物知り博士に聞いてみたところ、ニットでは見たことないなぁーとのお返事が返ってきました。でもこんな素敵なマーブル模様(しかも自分だけの模様!)があったら嬉しいですよね\(^o^)/♬
もうちょっと物知り博士に突き詰めて、実現可能なのか聞いてみてご報告したいと思います!お楽しみに (✿ฺ´∀`✿ฺ)♬