擬麻(ギマ)加工糸について
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- 投稿日:
- 2022-05-11
- (更新日:2022-05-09)
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こんにちは八木です。
GWにお休みをいただき地元に帰って毎日ドライブしてました。
運転して自然と戯れるのが私の息抜きのようです。セロトニン(幸せホルモン)を増やして帰ってきましたよ。
さて、半袖で過ごすような暑い日も増えてきましたので、サラッとしたタッチの素材「擬麻(ギマ)加工」についてご説明したいと思います。
擬麻(ギマ)加工とは
「擬麻加工」は綿やレーヨン、シルクなどを麻に似せた雰囲気にする加工です。
この加工を簡単に言いますと、糸を樹脂で表面コーティングしてサラッとしたドライな風合に変えてしまう加工のことを言います。
「擬麻(ギマ)」という言葉は、文字通りイミテーションの麻を意味しています。加工された糸の風合がまるで麻糸のようにドライタッチになることからそう呼ばれるようになりました。
樹脂の種類について
弊社でとり扱いの擬麻加工糸は、「ビスコース樹脂」使用 と「コンニャク樹脂」使用 の2種類があります。
コンニャク樹脂は、その名の通り蒟蒻芋を原材料にしています。天然素材を用いた加工のため、環境にも優しい加工とされています。
擬麻加工糸の注意点(デメリット)について
擬麻加工糸は、糸に樹脂のコーティングをしたものになるので、このコーティングが摩擦などで剥がれてきます。
この現象を「粉落ち」と言います。
例えば、擬麻加工糸の濃い色の製品と白い製品を洗うと、濃い色の製品から剥がれた糊が白い製品に付着してしまう可能性があります。また着用や洗濯を繰り返すと、コーティングも次第に剥がれていくので、使い始めよりは柔らかくなります。
ですので、使用の際はこのような現象が起こるということを予め知った上でご使用いただければと思います。
比較的コンニャク樹脂の方が粉落ちが少ないと言われています。
弊社の擬麻加工糸
QUINTET(クインテット)
PISA(ピサ)
LITCHI(ライチ)
SKY G(スカイジー)
まとめ
ギマ加工糸は、風合いや見た目か特徴的で、春夏のアイテムにおすすめです 小物に使用するのも良いですよ
下記URLより素材の詳しい情報が見ることが出来ます(堅牢度・素材動画・編み地など)
https://www.maruyasu-fil.co.jp/departments/monteluce/yarn-collection?s=ギマ
動画の説明も分かりやすいのでおすすめです
※動画は過去に撮ったものになりますので、最新のBOOKはヤーンコレクションに載っているものが最新になります
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