【初心者向け】番手のお話

  • 基礎講座

こんにちは、佐野です!

今年も新入社員が複数名入社いたしまして、早くも半年が経とうとしております。

最近になって少し部活的な感じで新人スタッフたちとニットのあれこれを勉強する時間を作っているのですが、久々に糸の番手について解説をいたしました。

もしかしたら今一度ブログで解説できたらお役に立てるのでは??と考えましたので少し解説させて頂きます。

だらだら長くならないようにポイントだけお伝えできるように頑張ります!

番手のお話

糸の番手、、、はっきり言って最初は理解するのほんと難しいですよね。

私自身の経験としても、とりあえず

・糸の単位?

・糸の太さ?

・数字が大きいほど細い?

みたいなことをふわっと理解しただけで、そこからある程度しっくりくるまで3年ぐらいかかったかと思います。

ちょっとわかったなと思ってもあれどうだっけ?ってなってしまったり、咄嗟の質問に答えられなかったり。

ですがしっかり理解できると編み地の企画の幅やアイディアの出し方が劇的に変わったなと実感していることも事実です。

だらだらと長文にしない、、なんて言いながら早速沼にはまっておりますのでこの辺にして本題に入ります!

まず覚えるのはこれだけ!

1kgの重さで1kmの長さの糸=1番手

表記の仕方:1/1(いちばんたんし)

です!!

もうほんと、これだけです。

実際に番手の種類も毛番手、綿番手、麻番手、デニールとか色々ありますが、ニットの仕事をする上ではまずは毛番手で基礎を覚えるのが一番早いと思います。

1kgの重さで1kmの長さの糸が1番手、ということは、

単純に糸の太さを表しているのではなく、糸の太さと長さの比重を表している、

という言われ方をします

重さを基準にした時に、糸の長さがどれぐらいあるか、という考え方ですね。

結果的に、数字が大きいほど細くなる、という感じです。

これに基づいて考えていくと、

1/48(よんぱちたんし)

=1kgの重さで48kmの長さの糸

2/48(よんぱちそうし)

=1kgの重さで48kmの長さの糸を2本撚り合わせて双糸にした糸

といった具合になります。

まだ、??となる点もあると思いますが、

本日お伝えしたかった番手の一番最初のお話は、

1kgの重さで1kmの長さの糸=1番手の糸、ということです。

言い方を変えてみると、

1/1(1番手の糸)は1kgの重さの時に1kmしか無い太い糸、

1/48(よんぱちたんし・48番の糸)は1kgの重さの時に48kmもある糸=長い!細い!

こんな感じで覚えました笑

ちょっとわかってきたけど単糸表記で斜行しないの!?とか、

綿番は??デニールは??といったところはまた次回以降にて解説できたらと思います〜

ご質問ございましたらお気軽にご連絡ください。

それでは!