幻のフランス羊毛のスプーニャ

  • 編み・柄

皆さんこんにちは。

東京2020オリンピックがついに開催されましたね。賛否両論はありましたが一生懸命頑張っているアスリートの姿を見ると、感動して眠れない毎日が続いていますが皆さんはいかがでしょうか?

では本題です。

今回は2022AWに向けての新素材を紹介したいと思います。

幻のフランス羊毛「SPUGNA(スプーニャ)」

「SPUGNA(スプーニャ)」の原料

「SPUGNA(スプーニャ)」は南フランスのアルル地方という気温の低い、標高1500~3000mの高地の大自然の中で放牧飼育されているメリノ種の羊です。
アルル地方の放牧農家は少なくその為羊の数も極端に少ないのでその原毛は幻のメリノウールと呼ばれています。その幻のメリノウールの中でも22μのノンミュールジングウールを使用しているので希少価値のある原料となります。

「SPUGNA(スプーニャ)」の特徴

1.メリノウールの中でも毛質のちぢれ状(クリンプ)が強く、ソフトでふっくらとした膨らみのある肌触りとなります。

2.この毛質により空気を沢山含みとても軽くなります。

3.優れた保温と保湿性があります。

「SPUGNA(スプーニャ)」はこの毛質のおかげで60%もの空気を含み、その乾いた空気は断熱性に優れており冬は暖かく、夏は涼しく快適なんです。

ウール繊維は湿気を吸着すると『吸着熱』と言われる「熱」を発生します。この熱のおかげで寒い冬でも身体を冷やさない様にする事が出来ます。

又、ウールは天然の撥水機能があるので表面は水を弾きますが、内部は湿気を吸い取る不思議な性質があります。
何とウールの吸湿力は綿の2倍、ポリエステルの40倍と言われています。なので汗をかいても爽やかで暖かい天然のエアコンの様な機能原料となります。

「SPUGNA(スプーニャ)」BOOK、編地紹介

2/16、3/16、1/4 SPUGNA(スプーニャ)
フレンチウール100%(3番手展開)

従来のメリノウールよりクリンプが強い為、バルキー性に優れソフトで軽く保湿性に優れています。ケーブル柄を編むと特にSPUGNA(スプーニャ)の良さが発揮されます。


2/16 SPUGNA(スプーニャ)7G-2PLY 引き返し柄


2/16 SPUGNA(スプーニャ)5G-3PLY ケーブル柄

 


3/16 SPUGNA(スプーニャ)5G-2PLY ケーブル柄


5G-2PLY 天竺2重臼(1/16PISA コンニャク加工のスラブ糸黒1本)


1/4 SPUGNA(スプーニャ)3G-2PLY ケーブル柄



1/7 SPUGNA TAM(スプーニャタム)フレンチウール83% ナイロン17%

SPUGNA(スプーニャ)の糸起毛です。よりスポンディッシュで表面変化があります。



1/1.9 SPUGNA MOLE(スプーニャモール)フレンチウール86% ポリエステル14%

SPUGNA(スプーニャ)のモール糸です。ファーの様な毛足と驚く程の軽さが特徴です。



皆さん、幻のスランス羊毛のSPUGNA(スプーニャ)いかがでしたでしょうか?

原毛にこだわり、その原毛の良さを最大限に引き出した糸がSPUGNA(スプーニャ)です。機能性に優れたSPUGNA(スプーニャ)で寒い冬を快適に過ごしましょう!

ではまた~。