ゲージを外してもハリのある編地にするコツ
- おすすめ素材・糸
- 投稿日:
- 2021-03-10
- (更新日:2024-09-09)
こんにちは八木です。
今回も編地の開発で気づいたことをこちらのブロブに書き留めることにしました。
こんな企画を考えました
弊社の取り扱いの糸で、手洗い可能なリネン素材があります。
2/36のリネンシャワーという素材なんですが
糸の強度もあり機械でも編みやすいと好評ですし
麻のナチュラルな雰囲気があり、しかも手洗い可能なので
もっと皆さんに使ってもらえたらなと思い、ゲージを外した編み地を考えてみました。
リネンシャワーで度目を外したゴム地って可愛いのではなかろうか
早速試作を開始しました
7Gー1Pと7Gー2Pで編んでみました
※ただのゴム地だと面白みに欠けるのでゴム地の振り柄にしています
7G2本取りは・・・このままでも十分いいのですが
理想より度目が詰まっていて、ゲージを外している感じがない
少し重く感じる
7G1本取りは・・・度目の外し方は1本取りの方がいいが、緩くて、
編地がくたっとしてしまう
1本取りと2本取りの中間が欲しい
そんな時に、ニッターさんから似たような混率の細い糸足してみたら?
とアドバイスいただき、麻ポリ素材のアロンジェ と 麻ナイロンのリネンクロス を引き揃えた2種類の編地を編んでもらうことに。
最初は、あんまり色んな素材を引き揃えたくないなと思っていたのですが、上がってきた編地がめちゃめちゃ良かった!です。
特にアロンジェは、軽くてハリが出て、理想の編地になりました。
7G-2Pの編地と比べると柄立ちもよいですね。
まとめ
編地がダレないようにストレッチ糸を引き揃えることがありますが
ハリを出す為に、細くてハリのある糸を引き揃えるとゲージを外しても
くたっとしないことを発見しました。
柄立ちを良くしたいときにも一緒に引き揃えるとよいです。
ハリのある糸として、アロンジェやロージー・ミエルがおすすめです。
参考にしてみて下さい。
ではまた。