秋冬物に最適な加工の出来る素材

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皆さんこんにちは。

早いものでもう2月に入りましたね。今週の関東は日中の気温が14℃とかなり過ごしやすかったと思います。私の2月の楽しみは伊豆の河津桜を見に行く事ですが、今年はコロナウイルス問題でお祭りが中止となってしまいとても残念な思いです。

本題に入りたいと思います。

今回は秋冬物に最適な加工の出来る素材を紹介したいと思います。

1/50 バンピーウール(BUMPY WOO)ウール25% ポリエステル75%

バンピーウール(BUMPY WOOL)はウールとポリエステルを複合した極細番手の糸です。

ポリエステルを高い割合で組み合わせることでプリーツ加工、シワ加工、転写プリント加工が出来き色々なテキスタイルの表現が可能となります。

従来のウールポリエステルではプリーツ、シワ、転写プリント加工をかけるとウールが熱によって焦げてしまい黄変や繊維が劣化をしてしまいますがバンピーウール(BUMPY WOOL)はとても熱に強い素材の為これらの加工が可能となっております。

又、極細番手の為、1本取りの編地ではシアー感や軽やかな感じを演出する事も出来ます。風合いはウール混の素材でありながら清涼感が有り肌離れが良く汗ばむ陽気にも気持ちの良い肌触りとなっております。

それでは加工を施した編地の幾つかを紹介します。

プリーツ加工(14ゲージ1本取り 天竺)

このプリーツ加工はオフX黒のランダムボーダーを編んでから10度の角度でプリーツ加工を施しています。これによりモアレ調な見え方となります。しっかりとしたプリーツ加工なのでシアー感はあまり有りません。


シワ風プリーツ加工(14ゲージ1本取り 天竺)

楊柳ランダムプリーツでシワ加工の様なふわりとした軽やかな感じを表現しています。

又、シアー感もでております。

転写プリント加工(18ゲージ1本取り 天竺)

18ゲージ1本取り 天竺なのでとても軽くシアー感はあるのですが転写プリントの色、柄によってはシアー感が違って見えます。

色の濃いチェック柄の為あまりシアー感は感じられません。

デニム調柄のプリントも味があります。


薄い色のチェック柄はシアー感が出ています。

(二枚重ねの部分がしっかりと見えています)

プリント以外のお勧め編地(18ゲージ1本取り ミラノリブ)

ミラノリブなので18ゲージ1本取りなのですが適度な肉感とシアー感がほどよくいい感じの編地となっています。この編地に転写プリントしても良いかもね!

皆さん如何でしたでしょうか?
今回の加工シリーズの中で私のお勧めはチェック柄の転写プリント加工です。

ジャカードや地柄で表現の出来ない柄をプリントで表現出来れば面白いと思います。

また新しい柄が出来たら紹介しますね。

ではまた!