ニットのフリルの作り方4選
- 編み・柄
- 投稿日:
- 2020-11-04
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こんにちは、赤石です。
ニット企画をする際に、ブランドの特色に合わせてよく使う方法がありますよね。
フェミニンな商品に欠かせないのはフリルだと思います。
ではニットでフリルを作りたいときはどうしたらいいのでしょうか?
今回は編地で作るフリルについて紹介します。
※工業機向けの方法です。手編みのフリルの作り方はこちらから
1.畦編みで作る
畦編みと、1×1リブを組み合わせ、編地の幅の差を利用してフリルを作ります。
畦編みは横に広がる性質のある編地です。
一方1×1リブは横巾が縮まる編地なので、同じ目数で編んでも巾に大きな差が出ます。
その差を利用して畦編みをフリルのように見せる方法です。
おそらく一番多く使われる方法ではないでしょうか。
畦といっても両畦ではなく、片畦の方が幅が出るので、片畦を使いましょう。
編み出しを畦にして、身頃をリブにすればそのまま編み続きで使うこともできますし、付属として別付けにすれば、天竺やほかの組織に合わせて使うことができます。
2.レース風のフリル
軽やかな編地にしたいときは、アイレットを開けたり、寄せ柄にリブ組織を組み合わせるとドレッシーなフリルを作ることができます。
写真の編地は、編み出しの部分がくるっと丸まっていますが、袋編み出し⇒天竺を数コース編むことで、よりフリル感を表現しています。
3.異素材を使う
縮みにくい素材+縮みやすいストレッチ性のある素材を組み合わせる方法です。
素材の性質を利用してフリルや立体的な柄を作ることができます。
同じ素材でも部分的にダスリーをプレーティングするなどすれば差を出すことができます。
ただ、フリルというまで差は出にくいので、組織を変えたり他の方法と複合的に使うと効果的です。
4.目数を減らす
大きな面積でフリルというよりフレアを出したりする際に有効な方法です。
目数を減らせばその分幅が狭くなることを利用してボリュームを調整する方法です。
多少編み時間がかかってくるのと、ピンポイントだとあまりボリューム差がわかりにくいので、広い面積で使うと効果的だと思います。
まとめ
以上、フリルをつく方法をまとめてみました。
フリルはわかりやすいデザインポイントになるので、裾や袖口など部分的に取り入れて使いやすいですよね。
小さく使うと上品ですし、大きく使うとインパクト大なので、シーズン問わずおすすめです。
どのくらいのボリュームが欲しいかや、使いたい素材によっても変わりますが、参考になれば幸いです。