覚えておきたいニット用語〜増やし目減らし目〜
- 編み・柄
- 投稿日:
- 2014-12-09
- (更新日:2020-06-27)
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こんにちは丸安毛糸新入社員の田沢です。
もう12月ですね〜
今年は早いクリスマスプレゼントを頂きました。
それは・・・・・
この方をご存知でしょうか?
そうです!この方は僕の大好きなアン ドゥムルメステールさんです!!
実は先日銀座でイベントがあり、アンさん(友達のように呼ばせて下さい。)に直接会える機会があったのです!!
会うだけでもいいからいこ〜
という気持ちで行ったのですが・・・・・・
サインをもらい・・・・・・・・・
なんと写真も撮ってもらいました・・・・・・・・^^
多分一生分の運という運を使い切りました。
あ〜これからの人生が・・・・
さてさて今回は成型編の際に多く用いるニット用語についてのブログです^^
ニットに欠かせないのが成型ですよね〜
実際にカットと成型を比べてみるとその違いが如実に現れます。
カットだとどうしてもニットの良さを殺してしまう事が多いのです。
伸縮性や柄合わせ、カットロスによるコスト。
今回はその成型の際に最も用いる、用語についてご説明致します。
成型編
まず成型編についてご存知でしょうか?
成型編とは各パターン(前身頃、後ろ身頃、袖、その他)に合わせ編み上げる編成方法を成型編といいます。
特徴としてはパターン通りに編み上げる事ができるので、一番は糸の無駄使いを押える事が出来ます。
俗にゆう
「カットロスがない」
というやつです。
そして工程としては、裁断の工程を省く事が出来、柄を綺麗にあわせる事もできる編成です。
増やし
・突き上げ
端で1目ずつ増やしていく方法。
端の針をただ編むので手間としては一番少ないが、リンキングでの目通しができないためあまり綺麗ではない。
久しぶりに家庭機で編地を編んでみました(笑)
写真をご覧下さい。
目が1目づつ増えているのがわかりますか?
増やしの中で一番こちらが簡単で早いです。(編んでて楽でした^^笑)
ただ目立てができないので仕上がりの上品さにかけてしまいます。
・内増やし
編端よりも内側で1目ずつ増やしていく方法。
増やした箇所で穴があくのでレース模様のようになるのが特徴。
こちらも編地を編んでみました。
如何ですか?
またがらっと雰囲気が変わりましたね!!
みてわかる様にレースが入り、目立てが可能です。
AHなどにデザインを入れたい時に使うといいですね^^
・割り増やし
途中までは内増やしと同じ増やし方法。
内増やしでは穴があいてしまうが、割り増やしではその穴を塞ぐように増やしていくため穴があく事はありません。
写真をご覧下さい。
内増やしとは違い穴が空いてなく目立てされていますね。
こちらが一番上品に仕上げることが可能な増やし方法です。
減らし
・外減らし
端で編み目を減らしていく方法。
突き上げ同様、リンキングでの目通しはできない。
写真をご覧下さい。
減らしで一番簡単で手間がかからない方法です。
ただし突き上げと同様に目立てができないので、上品さにかけます。
・内減らし
編み端より内側で減らす方法。
出来上がり線より内側で減らすことで、デザインとしても利用できる。
袖の目立てなどはこの減らし方法で編成されています。
写真をご覧下さい。
端減らしとは違いすごく上品で綺麗に見えませんか?^^
ただ少し手間がかかるのです~><
・大減らし(おおべらし)
一番手間のかかる減らし方法です。
主に使う用途はダーツやデザインポイントとしてです。
写真をご覧下さい。
これまた他の減らしと違うのがみてわかりますね~
ただ、減らしで一番手間がかかります。
でもその分デザインを強く出すことができます!!
目が中心に向かうようになるのが特徴です。
・伏せ目
真横に目を減らす方法。
身頃のAHのかま底をよく見ると、平になっているのが確認できませんか?
使用箇所はかま底や各襟ぐりの中心部などに多く使用します。
写真をご覧下さい。
一気に目が減っていますね。
AHや襟ぐりの曲線をなだらかにするために減らしの最初などは伏せ目を使用します。
最後に
さて如何でしょうか?
ニットの用語って色々あって難しいし、なかなか知る機会なんてありませんよね〜
打ち合わせなどで一つ用語を知っているだけでも、すごくスムーズになると思います^^
また忘れた時など
「あ、そういえばあのブログに用語の説明あったな〜」
なんて思った時にまた見に来て下さい!!
ではまた〜