ニットって、こんなに手間をかけて・・・知らなかったなぁ!
- ニット製品
- 投稿日:
- 2014-12-05
- (更新日:2020-06-27)
おはようございます。
早いもので、今年も残すところと言うか、すでに師走に入りましたね!!
丸安毛糸の福田です。
好きなコト(仕事も遊びも)をやっていると、365日って、あっという間に過ぎていく
年々そう思う、今日このごろ、これって、幸せなコトですか、ね(笑)
ニットって、こんなに手間をかけて、できあがっているって・・・
普段、雑誌や店頭で、見かけるニットたち、色がきれい、ふんわか、ふんわりして、
かわいい!とか、、、この時期に、かかせないのが、ニットアイテム!!
・・・先日、新潟出張で、感じたコト!!
今回は、その加工、モノ作りの裏側に密着しました(笑)
ニットのモノ作りって、素材、糸を作る工程も、もっとも大切なコトですが
編地テキスタイルを作る編む工程も、かかせない!!
ニットを作る工場って、編み機で編んで、あとは、風合い出しして
縫って、リンキングで、衿付けして、検品して終了。と、結構簡単っと思われがちです。
でも、ニットのモノ作りって、表面だけでは、実際わからない。
今回は、そんな中間工程を産地で、担ってられるメーカーさんのお話です。
中間工程って言っても、編み上がってから、さまざまな工程があるのです。
編み上がった、編地を袋状に縫い合わせする作業 枠縫いとか、セット縫い、
カップシーマ―と呼ばれる
ニットならではの特殊ミシンを使用
(1本糸で、チェーン縫いすることで、あとからの作業しやすくする)
縦目と、横目、目を通しながら縫い合わせる。
コレってとても重要なことなんです!
上手く縫い合わせないと、製品に歪みが生じる場合があるからです。
この工程が終わると、風合い出し、ソーピング等の工程に進むわけです。
洗濯機っていっても、さまざまなタイプがあります。
こちらはドラム式 巨大です。
次は、カシミヤとかの紡毛素材には、かかせない風合い出しをする機械
で、次に乾燥に入る。
すべて、巨大なマシーンばかり!!
ここからの工程が、熟練されたゴッドハンドによる技が冴えます!
先ほどの枠縫い、風合い出しを終えた編地に、ステンレス製のセット枠を通して
編目がより均一になるよう枠のサイズを図りながら、設定していく。
そして、いよいよスチームボード(業界用語ホフマン)蒸気で、蒸し上げる効果で
より編地を安定させ、ふんわり、ふっくらした編地に仕上がるのです!
丁寧におこなわれている様子がわかりますね!! あっゴットハンドがちらりと(笑)
そして、このような手間のかかることを、、、
成型編みの場合、風合い出しを済ませたあと、このようにパターンに合わせ
一枚一枚、手アイロンで、企画にあわせサイズを整えていく。
これって、気が遠くなる工程(例えば、1着X4パーツが、200着だと▽×@;?)
縫い合わせがしやすいよう、編み端が巻き上がらないよう
平らにしサイズを整えているところ・・・ゴットハンドです(笑)
まとめ 感じたコト!
中間工程でありながら、次工程をしっかり考えられ
ただ、永遠と単純作業をこなすのではなく、企画に沿った製品をイメージし
産地として、お客さまが、喜んでいただけるコトを考えられている。
そして、なによりも、スタッフが、笑顔で、楽しく、仕事をされているコト!!
では、素敵な週末を(^^)v