もう一度振り返るニットの基礎講座!第1弾<成型>
- 基礎講座
- 投稿日:
- 2020-08-18
- (更新日:2020-08-17)
こんにちは!
折角の夏休みでしたが、中々遠出する事も出来ませんでしたね、、、
皆さまはどのようにお過ごし出来ましたでしょうか??
僕の今年の夏はNBA漬けでした!今年はLAC優勝に向けて猛応援です!
今回は、もう一度振り返るニットセミナー第1弾です!
初回のセミナーでは、成型の種類に関してご説明いたします。
成型部分の企画で、どんな指示をすればよいだろう?
そんな時に是非活用してみて下さいね。
成型とは
そもそも成型って何のこと??そんな方はまずはこちらの記事をご覧下さい。
https://www.knitmag.jp/14071
これで減らし目の意味が理解できましたか?
さて、では減らし目でどんな事が出来るでしょうか?
端減らし
まずは、端減らしに関して説明します。
この画像のように、編地の一番端の目を減らすことによって編み立てられます。
縫製がリンキングであった場合、ちょうど縫い代部分となりますので、いわゆるファッションマークは見られません。
メリットは”寄せ目”がないので編立が早いこと。
そして、比較的にやりやすいので、どうしても複雑な仕様の際に使用してみたり、JQの時に使用したりします。
1目内減らし
そして、次に内減らしについてご説明します。
この写真をみて、端減らしとの違いって何か気づきますか??
先ほどとの違いは名前の通り、端ではなく、1目内側で減らしを行っています。
これが所謂ファッションマークです。
ファッションマークは目を立てるとも言います。
デザインポイントにもなるので、シンプルなニットに加えると◎ですよね。
ちなみに、気づいた方もいらっしゃると思いますが、実は上の写真は左右で違います。
左側は一目減らしであり、減らす目を後ろで減らしている
右側は一目減らしであり、減らす目を前で減らしている。
目の重なり方が、前にいくか、後ろに行くかで差が付きます。
そんな小さなポイントでも表情が変わるのがニットの特徴ですね。
内減らし(目立ての数)
このファッションマークですが、端から何目で行うかでも大きな違いがあります。
先ほどの写真は2~3目内側で減らしを行っており、多く見るファッションマークですね。オーソドックスなタイプだと思います。
更に目立てを派手にしたい!目立てをデザインポイントにする!そんな方は目立ての数を変えるのも◎です。
全然違いますよね。。。。!
これで、基本的な成型の仕様はご理解いただけましたでしょうか??
まとめ
成型はニットでは絶対に抑えて置きたいポイントです。
カットではなく、編で形を作れるのがニットの特徴ですよね!
これからも不定期でニットの基礎講座をブログで紹介していきますので、もし特集してほしい内容などあれば、お気軽にご連絡下さい!