斉藤和義さんとの夢のカーディガン企画!!~かっこいいディティールを解説します!~
- 編み・柄
- 投稿日:
- 2020-07-27
こんにちは、佐野です!
先日アップ致しました斉藤和義さん監修オリジナルカーディガン企画についての記事、
ありがたいことに大変好評を頂いております!
お取引先様や友人からもおめでとう!なんて言って頂けたりして、何より嬉しかったのがですね、ビクターのスタッフさんからも読んだよ~!って!!
いや~~とってもうれしいです。
嬉しすぎて妄想で斉藤和義さんが着てるイラストも描いてみました。
憧れ続けた業界の方から丸安毛糸のブログを読んだと言って頂ける喜びははんぱなかったです。
SNSでもコメント頂いている皆様、本当にありがとうございます。
オフィシャルの販売ページでもモデルさんに着用頂いた素敵な画像が追加されておりました!
めっちゃかっこいいです!!!
今回の斉藤和義さんカーディガン、7/31が受注締め切りとなっております。
どうそお見逃しなく!!
スピードスターレコーズ様の販売ページはこちらです!!
現在生産へ向けて絶賛準備中です!
前回の記事はこちらです↓↓
斉藤和義さんとの夢のカーディガン企画!!
たくさんの方に読んでいただけましたので、せっかくなので今回は斉藤和義さんにデザイン監修頂いたカーディガンの隠れた秘密?と言いますか、仕立てやちょっとしたディティールだったりをニットのプロとしてデザイン以外の少しマニアックな目線で解説できればと思います。
かっこいいニットのポイント、“裾リブ”にご注目!!
斉藤和義さんのカーディガンには綿100%の素材を採用頂きました。
綿の糸には“伸びたリブがもとに戻りにくい”という特徴があります。
“衿や裾が伸び切ってしまってびろびろになってしまった”という経験はございませんでしょうか?
綿は、1回目の洗濯でぎゅっと縮まり、ウールと違ってその後は大きな寸法変化、つまり縮み切ってしまうことはないのですが、
糸自体の伸縮がほぼなくなっていきます。
そして裾には“リブ編み”が採用されています。
リブ編みはグランドの豹柄部分に比べて伸び縮みの幅が大きい編地なのですが、綿の糸が戻ろうとする力が薄れ、最終的には編地として伸び切ってしまいびろびろになる、というのがよくある現象なんです。
しかし斉藤和義さんのカーディガンはきれいに長く楽しんで頂きたい!!
という気持ちから、裾のリブと袖口リブには細~いストレッチの糸を一緒に編み込んでいます。
これも使い方はいろいろあるのですが、リブ部分全面にストレッチ糸を使用して伸び縮みの安定を図りました。
着たときの、特に袖のフィット感は本当にいい感じですよ。
もしも伸びてしまったら??の対処方法もまた改めてご紹介できたらと思っております。
ヴィンテージテイストの“前立て”
一見普通のVネックカーディガンに見えるかと思うのですが、ここにも斉藤和義さんらしさとこだわりを詰め込みました。
斉藤和義さんといえば、Tシャツの雰囲気もデニムも革ジャンも、そしてニットもどこか昔の感じとロックンロールが見事に融合されていてめちゃめちゃかっこいいですよね!!!
なので今回もポイントとしてカーディガンの“前立て”にこだわりました。
ボタンから上のVネック部分は奇麗な斜めの線ではなく、若干湾曲させ、首元の幅も少し狭めに設計してあります。
こうすることでゆるい感じを残しつつもきれいにピシッと見える雰囲気を残しました。
そして縫製仕様!!
ここめっちゃかっこいいんですよね~!!
ヴィンテージのカーディガンを見ていてもいくつか特徴的な前立ての仕様(つけ方)があるのですが、
今回は70年代のニットでよくみられる仕様を取り入れました。
現在ではもう少し簡単なつけ方も多く存在するのですが、
“いったんミシンで縫い合わせその後縫い代を隠し、再度表からステッチでたたく”という言葉にするとなんだかややこしそうなつけ方をしておりますが、縫製か所も多く手間もかかり、これがめっちゃかっこよくなる大きなポイントなんです。
これにより、ボタンの脇の縫い代が隠れているところが少しボコッとして、グランドのヒョウ柄にも負けない強い存在感のある前立てとなりました。
ここ本当にかっこいいので是非注目してみてくださいね!!
斉藤和義さんのオリジナルカーディガン、是非お楽しみください
今回は以上2点、こだわりのポイントをご紹介させていただきました。
ご購入いただいた方は商品が到着しましたら是非こんなポイントにも注目して楽しんでみてください!
きっと、イメージ通りの斉藤和義さんらしさと、いつも感じているあのかっこよさを実感頂けることと思っております。
まだまだたくさんお伝えしたいポイントはあるのですが長くなりすぎでしまいそうなので今日のところはいったんこの辺で、、、
それでは!!