21SSニットトレンド|PITTI FILATI86|テーマとトレンドカラー
- トレンド
- 投稿日:
- 2020-03-02
- (更新日:2020-06-27)
こんにちは。片野です。
1月22〜24日にかけてイタリア・フィレンツェにて行われた世界最大のニット素材の総合展、
『PITTI FILATI86 (ピッティフィラティ)』に行ってきました!
今回から数回にかけて、PITTI FILATI 86でリサーチした21SS(春夏)ニットトレンド情報をご紹介したいと思います。
ちなみに、トップの写真は今回の会場のデコレーションです。毎回会場の外も中もテーマにあった豪華なデコレーションがされていて、いつも楽しみだったりします。
今回は、赤・青・黄3色のテープが広がっているデザインでとても迫力がありました!
PITTI FILATI86テーマ
今回のテーマは『YARNS UNITED』。直訳すると“糸が一体となって”です。
フライヤーは青空に旗がなびく爽やかなデザインでした。
発表されたテーマ文を読んでまとめてみました。
『伝統・アイデンティティ・認知性・コミットメント・コミュニケーション・集合体』
これらの6個は、未来のファッションの『旗』のキーワードです。実際、『旗』はPITTIの長い歴史の展示会において総合的なテーマであり、現代的な信号が混ざり合ったとした否定と矛盾した流れの中で、旗は個人のアイデンティティの本質的要素をまとめます。人格、信憑性、差異への価値と明確な顔たちに対する認識可能性でもあるのです。 私たち一人一人が、私たちの起源や情熱、そして真の愛すべき資質について語る、旗によって代表されることができるのです。
国旗、お祝いの旗、好きなスポーツチームの旗、警告を示す旗など..旗はアイデンティティを表す強い意味を持っています。その旗を振ることで私たちは自分が何者なのかを宣言しているのかもしれません。
旗には多くの意味が込められています。そのさまざまな旗は地球規模でコミュニケーションの道具になります。
夏空を背景に提案された6個のテーマが遊び心のある旗によって、軽快に次の時代を展開していきます。
未来のファッションはより世界がボーダーレスになり、一体化していく中で、自分は何者なのかというアイデンティティを旗に例えることで強いメッセージ性を感じました。
私たちは、様々な物と共存していく中で、より個人の個性や情熱が求められるのかもしれません。
21SSトレンドカラー
PITTI FILATI86で発表されたトレンドカラーチャートです。
全体的により明るいトーンが増えて、華やかなカラーが多い印象です。
21 SSのカラートレンド傾向を見ていきましょう。
カラートレンド① スカイブルー
まずカラーチャート見て印象的だったのがブルー系です。夏の空のような鮮やかなで爽やかなスカイブルーやデニムをイメージする薄藍が多いです。
ブルーは21SSのキーカラーになる気がしました。
カラートレンド② ビタミンカラー
原色に近い、ビビットカラーが多く入っています。
ビタミンカラーと呼ばれる元気で明るい色は近年少しずつ増えてきました。カーマイン、オレンジ、イエロー、グラスグリーンなどフレッシュで明るいトーンがアクセントに入りそうです。
カラートレンド③ ベージュ〜グレー
ベースカラーは、グレイッシュトーンの中でもペールピンクやブラウンがあります。くすみがかった落ち着いた色味がコアカラーになりそうです。
ミディアムグレー、チャコールも入っていおり、全体的に穏やかなニュアンスを感じました。
最後に
PITTI FILATI86のテーマとトレンドカラーをまとめてみました。
21SSのニットにお役に立てれば嬉しいです!
次回は、PITTIで見た編み地や素材について書いていきたいと思います。
それではまた。