「超長綿」発祥の地は古代文明【マチュ.ピチュ】の地

  • 繊維と糸

こんにちは~。織田です! ニットの冬 到~来!ということで日に日に寒くなっていますが皆さんは如何お過ごしでしょうか? 私たち丸安毛糸は9月9日からスタートした山形⇒福島⇒新潟での2015AWの素材展をかわきりに10月8日から東京⇒大阪での総合展と2ヶ月間に渡っての展示会が無事終了致しました。そして展示会には本当に沢山の方々にお越し頂き毎日がお祭りの様に盛り上がっていました。(笑) お越し頂いた皆さん、本当にありがとうございました!!

では本題に入りたいと思います。
前回紹介をしました「GIZA45」という綿は「超長綿」なのですが皆さんはそのルーツをご存じでしたか??

古代文明の地ペルーこそが「超長綿」発祥の地なんです!

皆さんはペルーと聞くとアルパカを思い浮かべるかと思いますが実は「超長綿」発祥の地でもあるのです。
綿花の中でも高級衣料に使われるのが「超長綿」と呼ばれる繊維長の長い綿です。その長は35mm以上で、とてもきめ細やかく光沢があり、上質な風合いを生み出します。
「超長綿」で有名なのが、カリブ海の『海島綿』、アメリカの『スーピマ綿』などがありますがそのルーツは紀元前の南米ペルー北部、そう古代文明の地【マチュ.ピチュ】のある国だったのです。
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実はペルー綿の中には最高級かつ世界的に希少性の高い「超長綿」が存在するんです。

その名は『ペルヴィアン.ピマ綿』!!

『ペルヴィアン.ピマ綿』「超長綿」の中でも38~40mmと世界トップレベルの繊維長です。又、天然の油分が豊富に含まれている為とてもなめらかな風合いをもたらします。
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『ペルヴィアン.ピマ綿』は年間の生産量が約6000トン程度で、全世界の綿花生産量(約2600万トン)のわずか0.02~0.03%しかなく、世界の「超長綿」の生産量(約40万トン)中でも約1.5%で非常に希少性の高いプレミアム「超長綿」となっております。また、製造工程においても古代から伝わる伝統的な農法で機械や農薬にあまり頼らず、有機肥料や農耕馬を活用し手摘みによって収穫がされています。(ちょっとGIZA45に似てますね)
この収穫された綿は1970年代製(旧式)のローラー.ジンを使用しています。
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まとめ! 『ペルヴィアン.ピマ綿』がプレミアムコットンと言われる理由!

それは最新の機械は使わず生産性は格段に落ちても手摘みで収穫された大切な綿花を傷めることなくゆっくりと種から分けることで高いクオリティを保っています。
私たちは常に時間に追われて生産性を重視した物作りをしていますがこの様なスローで手間を掛けた物作りこそが本当に価値の有るの物では無いのかと考えさせられた「超長綿」でした。

ではまた~!!