ニットでも目にする、プリーツの様々な名称について

  • 加工

こんにちは八木です。

近年はニットのプリーツ製品をよく見かけるようになり、お問合わせをちょくちょくいただくようになりました。

ニットのプリーツは主に2種類あります。1つは、編みで表現する編みプリーツ。1つは、熱加工でプリーツをかける方法です。

一番最初に載せた写真は、すべて編地にプリーツ加工を施したものです。

先日、後者の熱加工のプリーツやさんに伺い色々資料を見せていただいたのですが、プリーツといっても色々な見せ方があり、機械プリーツ・型紙のプリーツ・手加工などの手法でなん通りもの見せ方ができるということを知りとてもいい経験になりました。プリーツはひだの形や幅、立体的なものや平面的なものと様々です。プリーツの名称には見た目が似ている物から想像して名前を付けられることが多いようです。

今回は、プリーツ依頼のときに使える、プリーツの基本の様々な名称をご紹介します!!

 

アコーディオン

 

統一の間隔で山と谷があるプリーツです。アコーディオンのじゃばらの部分に似ているため、アコーディオンという名前が付けられ、スカートなどに良く使われます。

サイドプリーツ

ワンウェイのプリーツのことを、一方側という意味そのままのサイドプリーツといいます。あまり広がらない上品なスカートに仕上がります。

ボックスプリーツ

箱のような形のものは、ボックスと呼ばれます。ボックスは女性らしい可愛い雰囲気になります。

かまぼこ・シガレット

板の上に盛られているかまぼこのような形の、かまぼこというプリーツです。スカートだけでなくカーテンなどでも良く使われ、シガレットとも呼ばれています。丸みがある柔らかな印象のプリーツです。はっきりしたひだがプレスされていないのでアンプレスドという名前でも呼ばれています。

クリスタル

クリスタルプリーツとはアコーディオンプリーツの仲間で、ひだ山が細かく折り目がくっきりとしたプリーツで水晶を思わせる見た目から付けられたそうです。

マジョリカ

マジョリカプリーツは、ヒダ部分にくしゃくしゃとした変化をつけたプリーツ加工です。まるでストレッチ糸が入っているかのような伸縮性に富んだプリーツです。

まとめ

プリーツ加工にこんな名前がついていたとは!プリーツの共通言語としてご活用下さい。それではまた次回のブログでお会いしましょう。