ニット製品 輸入と裏書 ・・・誰が裏書をするの?
- ニット製品の輸出入
- 投稿日:
- 2019-09-25
- (更新日:2020-06-27)
こんにちは。
すっかり、秋めいています。
店頭でニットを見かけませんか。
来週の中国連休前、さらに冬物製品輸入が増えてくる時期です。
全体感を確認しながら各関係様と進めていきたいと思います。
”裏書”??
何だか法律分野の難しい用語に聞こえますが・・・・
実は、ニット製品輸入時に裏書をする場合がありました。
実際に出てきたケースを超簡単にまとめてみたいと思います。(弊社で出てきた例として)
1.ニット製品で”裏書”が必要なのは、どんな時だった??
海外で生産して、船で出荷された製品を輸入する時です。
船で出荷されると、出荷元(輸出国)にてB/Lが発行されます。
(様々な理由からサレンダーB/L でなく、オリジナルB/L を出荷主から受け取った時。)
このB/L に裏書をして貨物を引取ります。
※ B/L は、簡単に言うと貨物の引換券ですが(積地での貨物の受取・船積を証明)
Bill of Lading と略される船荷証券で、有価証券の性質があります。
1-a .さらに ・・・・・
決済がTT決済だった時です。
TT決済:電信送信。
支払条件がTT決済時のニット製品を船で輸入した時でした。
2.船出荷&TT決済時の裏書
B/Lのconsignee欄に弊社の名前が記載されており、B/Lの裏側に社印と手書きのサイン。
(担当者でも構いません)
この原本をフォワーダーさんに渡し、輸入手続きを進めて頂きました。
3.一方、船出荷&L/C 決済時の裏書
L/C 決済の時もB/L 裏に社判と手書きサイン。
ただ、TT決済と違い、気を付けなくてはならないのは、L/C 決済時の裏書は、社内で銀行にサイン登録していもののみ有効です。
4.終わりに
まだまだ、ほかにB/L の種類やL/C 内容によって様々なパターンがありますが、
今回は、あくまで弊社で実際に出てきた裏書の例を簡単に挙げてみました。
L/C 決済の場合は、銀行にサイン登録している者のサインのみ有効ですので、
貨物到着時期、B/L原本を入手日、また納期までを計算しながら、
サイン登録者のスケジュールも考慮してサインをもらう必要があります。
では、また。