ニット製品引換証のB/L欄にある "Consignee" と"Notify Party " について

  • ニット製品の輸出入

こんにちは。

秋の音が近づいたかと感じる一方、まだ蝉さん頑張って鳴いています8月最終週。
残り少ない “夏”を堪能。

さて、今回はニット糸を輸出する時に入手するB/Lの中の “Consignee” と”Notify Party ” について触れたいと思います。
通常、私が扱う輸出では、Consignee と Notify Party 欄には同じ名称を記載しています。
どのような場合が同じになるのでしょうか。

1.はじめに。B/L に記載される基本内容

B/L は、船でニット糸を輸出する際に、船会社が発行する書類で、有価証券でもあります。
→ → 輸出者はB/L を入手したら、輸入者へ渡す必要があります。
→ → 輸入者はオリジナルB/Lと引換に貨物を引取る事が出来ます。

B/L には主に下記の内容が明記されています。

誰から誰へ
* 荷送人  (輸出者)
* 荷受人 (輸入者)
どこからどこへ
* 出港名
* 入港名
何を
* 貨物内容
品目、ケース数、重量 など

2. 誰から誰への情報欄にある ” Consignee ” Notify Party “

誰から  Shipper           :   荷送人  (輸出者)
誰へ    Consignee       :   受取人 (輸入者)
Notify Party    :    貨物到着連絡先

↓ ↓ ↓ ↓

  • 私が手配する輸出は

== Consignee 荷受人=例)ABC CORPORATION さんが輸入手続きor 輸入指示する為、
貨物が港に到着したという通知を受け取りたいので、ABC CORPORATIONさんへお知らせください。  との意味で。

Consignee  =  Notify Party に同じ名称を記します。

Consignee        例  ABC CORPORATION
Notify Party     例  Same as consignee       と表記されます。

*一方、 Consignee と Notify Party が違う場合はどのような場合でしょうか。

例    :輸入手続きを最短・最短・最短(笑)で進めたいとき。
Notify Party をConsigneeの通関業者にする
→→ 書類など事前準備を通関業者さんと到着前に済ませ、貨物到着を待つのみの場合。
到着通知受け次第、直ぐに通関業者さんは通関に進むことが出来ます。

6.終わりに

これまで、Notify Party 欄にSame as consignee と記載される場合が殆どだったため、
あまり気にしていませんでしたが、今回調べていくうちに明確な意味や
三国間取引の場合にSame as consignee でなくなる場合がある事を知る事ができました。

 

では、また。