知っていましたか? 素材にもストレスがあるってこと
- 繊維と糸
- 投稿日:
- 2014-10-24
- (更新日:2020-06-27)
皆様 こんにちは~
丸安毛糸の福田です。
10月の慌ただしい展示会Weekも無事終わり、本当に沢山の皆様にお越しいただきありがとうございました。
そして、いつもの週末に戻り、まったり秋深し茅ヶ崎をいつものコレで満喫!リフレッシュしています!!
そう言えば、茅ヶ崎ならではの原チャリナンバープレートがコレ!!
↓ ↓ ↓
遊びっ気たっぷりなイラスト入りで、地域性をアピールしてますね!!
そして、ゆったりとした気分に・・・(笑)
さて、本題は・・・
素材にもストレスがあるってこと?
よく聞かれる質問が、なんで洗う(リフレッシュさせる)必要があるんですか?
それは、糸を作る工程で、紡績、撚糸、染色を経て、このようにコーンアップされた最終形状になります。
巻き崩れがおこらないよう、糸に一定のテンションをかけながら巻き上げ、保管流通するわけですから
素材にもストレスがかかりますね!!
編みあがった編地にスチームセットだけを施しても、本来の膨らみを取り戻すことができませんので
ひと手間(水、ぬるま湯で漬け洗い+リンス)加えることで、リフレッシュされ本来の膨らみになるのです。
そうすることで、出来上がった製品も安定し、クリーニング洗濯後も縮みが抑えられことで
トラブルも少なくなるわけです。
コレがリフレッシュを済ませた素材たち・・・リラックスしてますね(笑)
もちろん紡毛、獣毛混等々は、縮絨(風合い出し)をおこない最適な状態になるよう加工を施しますが
一部の特殊な麻やシルク素材を省けば、ほとんどの素材を緩和収縮(水、ぬるま湯漬け洗い+リンス)加工で
リフレッシュさせることができるのです!!
まとめ
素材も人と一緒で、窮屈な状態におかれているとストレスが溜まるのです。
洗う工程をひと手間加えるてあげることで、とても膨らみ豊かなテキスタイルになり
よりニットらしさを演出してくれますょ。
リフレッシュさせることで、より安定した品質が保てるわけです。
気軽に相談に乗っていただける
ニットを知り尽くしたメーカーさんがこちら ⇒ 五泉ニット工業協同組合 青年部
今回は、素材をリフレッシュするお話しでしたが、次回は、リフレッシュとは違った、縮絨加工についてお伝えしますね。