Tシャツの衿、裾、脇、袖の仕様にはいろいろ種類が有るんですよ!

  • ニット製品

5

 

先日趣味のサイクリングで行った本栖湖からの富士山です。朝もやの最高の景色を拝めました。(AM7:00)
ここは千円札の裏の富士山が描かれたポイントからの富士山なんですよ!
是非千円札と比べてみて下さい!

ところで前回までは(ヴィンテージ)Tシャツの生地について振り返りましたが今回はその縫製(衿、脇、袖口、裾)に付きましてご紹介します。
通常Tシャツ(カットソー)の縫製は生地が伸びる為に布帛で通常使われる本縫いではなく環縫い(チェーンステッチ)が多用されています。

Tシャツの顔となる襟の仕様について御紹介します。

①ロック付け衿・・・最も代表的な仕様です。ただそのままだと裏が出っ張ります。

                          引用元 Bitter cats

こちらに様にロック始末の出っ張りを抑える為に二本針平縫製がされている物も有ります。手間は増える為に工賃は上がってしまいます。

引用元 Bitter cats

②バインダー始末・・・身頃生地を衿で挟み込む方法です。最も代表的な仕様です。衿生地は身頃と共地かまたは伸びをよくする為にフライスが使われます。

 2本針バインダー

                          引用元 ㈱カインドオファー

 タコバインダー・・・これも多く見受けられる仕様です。衿の伸びを防ぐ為に左右両肩ラインから首後ろまで身頃と同じ生地でテープ処理をする仕様です。

                             引用元 Bitter cats
  

袖、裾

①2本針平縫い ・・・最も代表的な仕様です。

                                                                                                       引用元 ㈱カインドオファー
              

②天地  ・・・表には糸目が少しだけ出て裏はオーバーロックされる仕様です。ヴィンテージに多い仕様でご要望も多いのですが、熟練の技術が必要とされまたミシンも特殊な為にどこの工場にもある訳では無く貴重とされています。

                  引用元 ㈱カインドオファー

①2本針オーバーロック・・・代表的な仕様です。

                         引用元 Bitter cats

②フラットシーマ・・・縫い目がフラットに上がる為にTシャツ以外にもトレーナー、フリース、水着などに多く見られる仕様です。
                     引用元 https://www.miyamori-co.com/process/machine/

 

以上 Tシャツの縫製仕様を御紹介しました。
あくまで代表的な仕様だけを御紹介しましたが、生地の伸びの特性、企画サイドの考え、工場の設備により他にもいろいろと違った仕様があります。
是非一度皆様もお手持ちのTシャツの仕様をご覧になって下さい!色々な仕様があるもんですよ!

ではまた!