冬には手放せない手袋。手袋の記念日ってあるの

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こんにちは。小柳です。

これから寒さが増すにつれ、マフラーや手袋が手放せなくなってきますね。11月23日は「勤労感謝の日」であるほか「手袋の日」でもあります。今回は「手袋の日」についてご紹介します。

画像はこちらからお借りしました。

 

手袋の日ができた由来

手袋の日は、日本手袋工業組合が、1981年(昭和56年)に制定した記念日です。11月23日はこれから手袋が必要になる寒くなる季節で、祝日である勤労感謝の日に合わせて制定しました。「手袋の日」を制定した「日本手袋工業組合」は、昭和13年(1924年)1月8日に「香川県莫大小(メリヤス)工業組合」として設立されました。香川県は東かがわ市を中心として、日本の手袋の9割ほども生産している、有数の手袋の産地になったそうです。

 

香川手袋の歴史と原点

1888年、現在の香川県東かがわ市白鳥の寺の副住職が、駆け落ち先の大阪でメリヤス手袋の製造を始めたのが香川の手袋生産の原点です。その教えを受けた棚次辰吉が11年後に東かがわ市松原に工場をつくりました。その後、東かがわ市は手袋産業が集積する国内最大の産地となり、革やニットから最先端の高機能繊維までのありとあらゆる素材を扱い、繊細で卓越した職人技による縫製技術で、スポーツや消防などの機能的なもの高品質なものから手軽で低価格なものまで、ありとあらゆる手袋を世の中に送り出しているそうです。

 

10月29日も「手袋の日」

手袋の日は、11月23日以外にも10月29日があります。11月23日は「日本手袋工業組合」、10月29日は「株式会社東和コーポレーション」が制定しています。要するに制定元が違うのです。

10月29日も「手袋の日」。福岡県にある作業用手袋の総合メーカーである株式会社東和コーポレーションが、2010年に日本記念日協会に認定し登録されています。10月29日は語呂合わせで「10(て)・2(ぶ)・9(く)ろ」ということで日にちが決められました。また、寒くなり手袋をつけ始める時期という点も考慮され制定されています。

 

手袋の歴史

手袋の歴史は古代ギリシャまで遡り、日本では鎌倉時代に鎧の篭手(こて)として発達しました。当時は手覆(ておおい)と呼ばれ、南蛮貿易により西洋式の手袋が紹介され、その後日本国内での生産が始まりました。多くの手袋が東アジアで作られる中、国内製の手袋は約90%が香川県東かがわ市周辺で生成されていたそうです。手袋は、中世において愛情のしるしだったという説もあります。
当時の騎士は女性に貰った手袋を愛情のしるしとしてカブトや帽子の中に入れて、大切に保管していたことからこう言われています。

 

最後に

毎年欠かせないアイテムの手袋。記念日が2回あることにビックリしました。どちらも寒くなり手袋が必要になる季節を考慮している点は発想が似ていて面白いですね。それでは。