ニット製品 をLCL貨物輸入のメリットとデメリット
- ニット製品の輸出入
- 投稿日:
- 2018-12-05
- (更新日:2020-06-27)
こんにちは。
今週末は師走恒例となりました”まるやす冬市”が開催されます。
(参考 : https://www.knitmag.jp/25721)
毎年寒い中、多くの方に来場いただいております。
ある意味温まりますよ~
さて、私達は、二ット製品をLCL(混載輸送)で輸入しています。
今回は、FCLと比べた時の”LCL メリットとデメリット” を挙げたいと思います。
- LCL : Less than Container Load コンテナ1本を他社と合積
- FCL : Full Container Load コンテナ1本貸切り
1. LCL
LCL : Less than Container Load コンテナ以下
1本のコンテナを他社さんの荷物と合い積みする事。
2. メリット 量に対応できる。
コンテナ1本を満杯にできる位の量がなく中がスカスカになってしまう為、
コンテナ1本貸切るには割高で船による輸送をあきらめてエアー輸送へ…..
しかし、エアーだど輸送時間はぐっと縮まりますが輸送費が高くなってしまいます。
そんな時に、LCLコンテナを利用します。
3. デメリット ① 引取りに時間がかかる
FCL | LCL |
↓ | ↓ |
船入港 | 船入港 |
↓ | ↓ |
CY(コンテナヤード)へ | CY(コンテナヤード)へ |
↓ | ↓ |
輸入通関 | CFS(コンテナフレートステーションへ) |
↓ | ↓ |
引取りへ | デバン |
( コンテナ内貨物の引出・仕分け) | |
↓ | |
輸入通関 | |
↓ | |
引取りへ |
LCL貨物は、他社貨物と合い積されているので、ばらす過程が増え、輸入通関に入るまでの時間を
FCL貨物より要します。
4. デメリット ② 輸送中のダメージ
*1本のコンテナの中に、他業種の貨物の合い積、波の揺れの影響などによる接触によりダメージがつく可能性が高くなる。
*FCLと違い、コンテナ積み込みや引出作業過程が増える分可能性が高くなる。
* コンテナの立場になってみれば、詰め込めるだけ詰め込んでしまう可能性がある。
5.おわりに
ボリューム・船のスケジュール・納期との関係を考慮して、なにが最適な輸入方法を選択して行きたいと思います。
では、また。