かせくり器を使って ニットのかせ糸をコーンアップしたお話し
- 繊維と糸
- 投稿日:
- 2018-06-01
- (更新日:2020-06-27)
こんにちは。プライベートな写真から失礼します。連休に栃木県に行ってきました!人生初の栃木県は、空気が澄んでいていいところでした。
目次
- かせくり器
- かせ糸
- かせくり器とコーンアップ
- まとめ
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かせくり器
さて、今回は初めて“かせくり器”でかせ糸をコーンアップしたお話しです。
↑こちらがかせくり器。
↑こんなレトロなパッケージの箱に入っているんですよ。なんだか可愛いですね。
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かせ糸
下の写真は、かせ糸です。“綛?”と書いて“かせ”と読みます。このままの状態だと糸が絡んで編めないので、手編みだと玉に巻いたり、家庭機や機械で編むときはコーンに巻き上げたりします。
かせ糸には糸がバラバラにならないように、まとめている糸“ひびろ”というものがついています。白い糸が“ひびろ”です。
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かせくり器とコーンアップ
さてこのかせ糸をかせくり器にセットします。セットする前に先ほどお話しした“ひびろ”をはさみでカットします。“ひびろ”はだいたい四方についているので全てカットします。
その作業が終わったら、かせの内側に両手を入れてパンパンと外側に糸をハリます。このひと手間をすることによって巻くときに糸が絡みにくくなります。
“かせくり器”に糸をかけます。“かせくり器”は傘のように開閉できるので、閉じた状態で糸をかけ、開くと下の写真のような状態になります。
自社にはコーンアップする機械があるので、“かせくり器”にかかった糸をコーンアップ機にかけてコーンに巻きます。
はいこんなかんじで、コーンアップ完了しました!
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まとめ
この後、この糸は編地になるわけですが、染色から上がったかせ糸から編地になるまで携わると愛着がわきますし、作業も結構楽しいものです。
最近はおしゃれな空間にも合うようなプロダクトとして素敵な“かせくり器”なども販売されていて、編み物や織物などをされる方には便利な道具です。