時間の大切さを尊重する日「時の記念日」とは

  • 生活に役立つ豆知識

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こんにちは。小柳です。

5月も残りわずかになり、ジメジメとした6月の投入になりますね・・・。6月は別名「水無月」。雨がたくさん降る時季なのに”水の無い月”って変なのって思われますよね?「水無月」”無””の”にあたる連体助詞ですので、「水無月」”水の月”ということになります。田植えが済み、田に水を張る必要があることから、”水の月”→「水無月」と呼ばれるようになったようです。「なるほど!」ですね!!そんな6月なんですが「時の記念日」があるのをご存じですか?祝日なわけではないので、知らない人も多いかもしれませんが、今回はその「時の記念日」についてご紹介します。

画像はこちらからお借りしました。

 

目次

  • 時の記念日とは
  • 時の記念日の由来
  • 時の記念日が制定されたのはいつ?
  • 時の記念日に行われること
  • 最後に

 

時の記念日とは

「時の記念日」とは東京天文台(現在の国立天文台)と生活改善同盟が1920年に制定した記念日です。日本国民に時間をきちんと守り、欧米並みに生活の改善・合理化を図ろうと呼びかけ、時間の大切さを尊重する意識を広めるために設けられたといわれています。

 

時の記念日の由来

時ははるかにさかのぼり、天智天皇の時代。671年、天智天皇が日本で初めて漏刻(ろうこく)を作りました。漏刻とは水時計のことで、容器に水を流してその水の高さで時間を測ります。それまでの日本には日時計しかなかったため、夜になると時間が測れなかったんです。しかし水時計が作られたことでいつでも正確な時間が測れるようになりました。それからは鐘や太鼓を打って時報を伝えたそうです。この出来事があったのが671年の4月25日。この日付を現代のものに直すと6月10日となります。

 

時の記念日が制定されたのはいつ?

「時の記念日」が正式に制定されたのは、1920年のこと。東京天文台(現国立天文台)と生活改善同盟会によって、制定されました。時間の大切さに対する意識を広めるため、「時間をきちんと守り、欧米並みに生活の改善・合理化を図ろう」と日本国民に呼びかけました。果たして、そのころの日本人は、時間を守らない、ルーズな国民だったのでしょうか?1920年というと大正9年です。近代化への基礎固めが終わり、次のステップに入るころ。次世代に向けて、時間効率の向上を図っていました。国民の生活も落ち着きを取り戻してきたので、改めて、時間の大切さを見直そうとしたのです。

 

時の記念日に行われること

現在、時の記念日では、1999年より福島県の「おおたかどや山標準電波送信所」から40kHzの電波で、日本の標準時間を全国に発信しています。時の記念日にずれてしまった時計を直し、時間に遅れたり、無駄にしないようにする試みです。多くの幼稚園や小学校では、時の記念日にちなんで時計屋や時計工場を見学したり、紙やダンボールで時計作りを実施しています。実際に時計を作りながら、子どもたちに「時間の大切さ」や「時計がないとどうして困るのか」などを教えているそうです。

 

最後に

時間というのは二度と戻すことができないとても大切なものです。1日24時間という誰にでも平等に与えられた時間の使い方を今一度考えてみようと思いました。それでは。