ファッションの裏側~フェアトレードとは~
- ニット製品や糸を生産する工場
- 投稿日:
- 2018-04-10
- (更新日:2020-06-30)
みなさん、こんにちは!
すっかり暖かくなって、春満開ですね。
今年は花粉が前年比150%らしいですね。
おかげさまでわたしも鼻が荒れて、春風邪をひいてしまいました、、。
おそるべし東京の花粉たち、、、
フェアトレードとは
早速ですが、フェアトレードをご存知ですか?
サスティナビリティや、フェアトレードなど、環境を配慮する言葉が飛び交っていますが、
その内容、いまいちピンと来ない方も多いのでは、、、?
フェアトレードとは直訳すると「公平・公正な貿易」。
つまり、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、
立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」をいいます。
ラナプラザ事件
過去の事例があります。
2013年4月24日、バングラデシュの首都のダッカで商業ビルが崩壊し、
その中で働いていた労働者1,134人が犠牲になるという事件がありました。
そのビルには世界的に有名な服飾業界の企業の下請け工場も入っていました。
この事件は世界中で大きく報道され、取材や調査の中で実は事故前日にビルに亀裂が見つかっており、
地元警察からビルのオーナーへビルの使用をやめるように警告がされていたが、
ビルのオーナーはそれを無視して工場などの営業を行い事件が起こったという背景が明らかになりました。
またこの建物はそもそも商業用に建設されていたものであり、工場を想定していない設計になっていたり、
ビルの5階から8階までは違法に建て増しされたものであったりということも明らかになりました。
このラナプラザの事件によって世界的に有名な企業らが劣悪な労働環境や安価な労働力によって
収益をあげているというような労働問題が浮き彫りになり、
大きく報道されたため一時はファッション業界の労働問題に注目が集まりました。
まとめ
ファストファッションが大流行し始めた当初の大きな事件ですね。
いつも依頼させていただいている工場さんのことを思うと、
このような事件は絶対にあってはならないものだと思います。
お互いに信頼し合い、継続してお付き合いのできる関係性を築いていきたいと思います。
こちらの記事を参考にさせていただきました。
フェアトレードジャパンさんではさらに詳しく解説されています。