目からウロコ。意外と歴史の古いプリーツに注目!

  • 編み・柄

1

おはようございます~ ヾ(o´ヮ`)ノ ☆彡 丸安毛糸 事務の小椋です^^♬

 

2018年になって初めてのブログです♬今更とは思いますが、、、、

明けましておめでとうございます^^皆様2018年もどうぞ宜しくお願い致します<(_ _)>♡

皆様は素敵な新年を過ごされましたか?私は毎年母と一緒に近くの氏神様へお参りにいって無事に新年を迎えられたことのへ感謝を神様へ報告に行っています^^

あとはひたすら寝正月(笑)

出かけると誘惑が多くて諭吉さんが財布から出たがって困るので、極力諭吉さん温存の為「SALE」の文字にはつられない様にしなければ!!!

 

さてさて、、、ショーウィンドウを眺めながら歩いていると今年プリーツの洋服が多くありませんか?プリーツというと一番先に思い浮かぶのが学生さんの制服のスカートだったりするのですが、今はスカートに限らずトップスやワンピースの部分使いなど、色んなプリーツ使いに目が止まります。

個人的にプリーツ物は大好きなので、プリーツについて調べてみました!

 

プリーツの歴史は意外と古く、紀元前3000年頃の古代エジプトで、王様や王妃様の衣服(腰衣)に用いられていたのだそうですw(゚ロ゚)w

ネフェルティティの像に見られるプリーツが世界最古と言われており、その薄い麻地に放射線状に施されたプリーツは機能性や装飾性以外に、“プリーツは雲間から見える太陽光線に似ていることから神の象徴である”とされ、高貴な者だけに着用されていました。

中世から近世にかけては、女性は裾の長い衣服を着用していたので、歩きやすく運動性を出す為にプリーツを多用しました。通常の3倍以上の布を使う事から、その当時も上流階級しか着られない憧れのデザインとなっていたことに加えて、昔はパーマネントプリーツ加工が困難だったため、王侯貴族や富裕層しか着用が出来なかったのだそうです。

★パーマネントプリーツ加工とは?★

半永久的にその型を保つ加工法が施されたプリーツのことを指します。加工法として、コットン(綿)、麻、レーヨンなどの布生地に樹脂加工した上で、高温処理をします。略してPP加工とも言います。樹脂は熱可塑性(熱をかけると柔らかくなる)のものを用います。パーマネントプリーツ加工をすると、下記のような特徴があらわれます。

  • 洗濯後、アイロンをかけずとも着ることができる。
  • プリーツのヒダが消えにくい。
  • 型崩れしにくく シワができにくい。
  • 樹脂をつけるため、本来の風合いは多少損なわれてしまう。

 

ポリエステルやナイロンなどの合成繊維は、熱可塑性なので樹脂加工しなくてもパーマネントプリーツ加工は可能です。キュプラやレーヨンなどの再生繊維は熱可塑性でなないので、コットンなどと同様に樹脂加工が必要になります。

日本でもプリーツの歴史は古く、扇子・番傘・提灯等に用いられており、プリーツの機能性が合理的に上手に取り入れられていました。また、扇子のひだは末広がりの形から未来への希望の意味を表すとして縁起の良いものとして扱われていました。

60年代頃から多く使われるようになった化学繊維によって、その可能性を利用したパーマネント・プリーツ加工が普及してきました。手軽に既製服の中にプリーツを取り入れる事が可能となり、以後、プリーツは主に、婦人・子供用のスカートに用いられ、さらには、キルト・スカートなど、民族衣装にも用いられています。

日本で有名なプリーツと言えば1993年発表の「イッセイミヤケ」さんの「PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE(プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ」ではないでしょうか。゚+.(・∀・)゚+.゚ 実は私も一枚持っています^^ もったいなくてあまり履いていせんが。。。

 

さて、話を戻して、現在のプリーツ加工では素材の特性によってプリーツの保持性に違いが出ます。

プリーツの加工には、素材によって加工方法が異なり、その特徴を知った上での取り扱いが大切で。

毛(ウール)素材

・高温高圧のスチームをかけてプリーツを付けます。。「オールセット加工」雨にぬれたりするとプリーツが甘くなったり、消えてしまったりします。

・薬剤を使用し、スチームをかけてプリーツをつけます。「シロセット加工」プリーツの保持性に優れています。

ポリエステル等合成繊維

・合成繊維が持つ熱可裂塑性を利用します、この性質は熱をかけて形をつくるとそれが固定されるもので、着用等でプリーツが甘くなる事はありません。

取扱いでの注意

熱を掛けてセットしていますので、乾燥機やスチーム等の熱を加えるとプリーツが取れますのでお避け下さい。クリーニングの取り扱いも、この点に十分注意が必要です。

綿・麻・レーヨン等

・スチームの加圧で加工したものは、濡れたりするとプリーツが消失します。

・樹脂加工したものはプリーツの保持性が高くなります。

着用等でプリーツが甘くなったり、取れた場合

プリーツ線にそってアイロン掛けをして下さい。

 

プリーツ製品を上手に取り扱うために

①着用時において

・長時間椅子に座るなど、人体から分泌する汗や圧力により臀部のプリーツが部分的に消失する場合があります。

・着用時に雨に濡れるなどして、プリーツが一部消失する場合があります。

②洗濯時において

・家庭で水洗いされる時には、洗剤を溶かしたぬるま湯の中で揉まずに振り洗いや軽く押し洗いしてよくすすぎ、軽く脱水し、プリーツの形を整えてハンガーに吊るして乾かして下さい。

③保管時の注意

・プリーツのひだに埃がたまりやすいので、布目にそってブラシを掛けて下さい。

・ひだや形を整えて必ずハンガーに掛けて下さい。(完寝起きやたたみ置きは禁止!)

・雨に濡れた時は水分をタオルなどで取り、元のひだの通りにたたみ、ハンガーに掛けて自然乾燥して下さい。

 

長々と取扱い注意を書いてしまいましたが、これさえ押さえておけば、次のシーズンにいざプリーツスカートを履こうと思ったらひだが・・・ (。>0<。)ビェェン という事もなく買ったばかりの様なヒラヒラで意気揚々と出かけられる事でしょう\(^o^)/

ほんのひと手間、それだけで洋服は生きも死にもするんですね。。。

早速帰ってタンスの整理、やらなくっちゃ(๑•̀ㅂ•́)و✧