ベーシックなニットだからこそ、知っておきたい編み方とは?
- 編み・柄
- 投稿日:
- 2017-09-22
- (更新日:2020-06-27)
こんにちは~
秋といえばやっぱりファッション、そんなFSでかかせないアイテムのひとつがニット
さりげなくベーシックなニットを羽織る季節がやってきましたね。
そこで今回は、意外と知られていなかった天竺スレッド編みとスムース編み
以前のブログからリライトしてみました。
ただの天竺ではものたりない!ただのゴム編みでもものたりないなぁ~
そう思ってられる方必見です!
目次
- 目次1天竺スレッド編みのメリット
- 目次2スムース編み(ダブル・リブ)のメリット
- まとめ
天竺スレッド編みメリット
ニットの原型といえば天竺、もっともスタンダード編み方のひとつ
片面だけにループをかさねあわせる平編みのこと、ニットを作る組織のなかでも
一番多く利用されている。
以前、あるお客さまから相談を受け、天竺編みだとどうしてもヘロヘロになり
ゲージを変更することも検討されていたのですが、
ただの天竺ではものたりず行きついたのが、スレッド編みでした。
2PLYにすればしっかりするが、重たく厚ぼったくなる。
そこで1PLYで、もっとも効果的な編み方がスレッド編みでした。
編み針1本ごとに糸を渡らせ編成することで、編み目が締り ちょうどよい肉感と
はり感を持たせることができました。
また異素材どうしの組み合わせや、ことなった番手の組み合わせができるので
アウターからプルオーバーまで、幅広い用途で活躍しています。
スムース編み(ダブル・リブ)のメリットとは
ゴム編みって、とてもシンプルな編地ですが、総針で編成すると編目が割れたり
編み筋が入ったりと、特に春素材には悩ましい編み方のひとつ
そんな悩ましいゴム編みをすっきり解決してくれるのが、スムース編みなのです。
スムース=ダブル・リブ 2つのゴム編みを下図のよう1X1リブで
交互に編みかさねていくことで、編み目が適度にひき締まり
気になる縦筋も解消され、表面が滑らかになる。
適度に伸縮性を押さえる効果と、はり腰を加えることができダレ感も解消されます。
また適正ゲージで度目を詰めて編んでも、なんかしっくりこなくて薄い
でも2PLYにすると重たくなる。
そんな場合もっとも適した編み方がスムース編みです。
またアレンジも簡単にできるので(写真は色を組み合わせピンストライプに)
異素材と組み合わせすることもできるのでバリエーションが広がりますよ。
まとめ
2つの共通点おわかりいただけましたか?
素材番手や糸取りの本数を変えることなく、編み方にちょっとした
変化をつけるだけで、効果ばつぐんです。
是非、試してみて下さね。