編成図解読 1×1リブと総針
- 編み・柄
- 投稿日:
- 2017-09-19
- (更新日:2020-06-27)
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皆様こんにちは!畑中です。
すっかり秋らしくなってきましたね。
もう9月半ばに入り、秋冬ニットを整理をし始めようと思う今日この頃です。
今回は前回ご紹介した編成記号を基に基本的な編み組織の編成図の見方をご紹介致します!!
目次
- 総針(ゴム編み)
- 1×1リブ
- まとめ
まず上の図を見て違いがお分かりでしょうか?
ゴム地と1×1RIB、ともに1目ゴム編みでRIBとしての見え方は両方とも似ておりますが、編成図で分解すると実は大きく違うのです。
1×1リブ
総針の編成図と比べて1×1RIBは前後の針同士が向かい合っており、
片側だけ見ると1針ずつ飛ばしながら編まれております。
総針
総針は前後の針が互い違いの場所に有ります。
そのうえで全ての針を使い1針ずつ前後編み続けていくと総針になります。
まとめ
この針位置によって生まれる、距離が編み組織に大きな違いを与えます。
まず、編まれている目数は総針は1×1RIBの倍になります。
→ということは同じ針数でも総針は1×1RIBに比べおよそ倍近い編幅が編めるのです。
次に、赤丸で囲った箇所を見てください。
総針は1×1RIBに比べて、向かいの針にいくまでの距離(糸渡り)が短いのです。
これは、距離が短い分硬く伸縮性が少ないことを意味します
逆に1×1RIBは糸渡りが長い分、伸縮性が(総針に比べ)大きくなります。
このように同じ見た目のRIBでも違いがあるんですね。
例えば、裾や袖口が絞られたRIBにしたい、
ソフトな仕上がりのRIBにしたいは場合は1×1RIBを使うことお勧めです。
逆に絞らないデザインにしたい場合は総針を使うことも一つ手法です。
前立ての付属などは釦穴も有り硬くしたいので総針を使うことが一般的ですね。
如何でしたか?
編成図で比べてみると、商品や編地など普段見ていて気づかない違いが分かりますよね!
では今回はこの辺で〜