いつもの習慣をちょっと変えるだけ。夏バテ知らずの夏を過ごそう!
- 生活に役立つ豆知識
- 投稿日:
- 2017-08-07
- (更新日:2020-06-27)
こんにちは。北海道旅行に行ってきた小柳です。
往路は東京駅から新幹線やまびこで仙台駅まで行き、仙台港から太平洋フェリー(一泊)で苫小牧西港(北海道)に行きました。北海道滞在中は天気にも恵まれ、大自然や動物に触れたり魚介類を堪能したり、SLに乗ったり露店風呂からの花火鑑賞などなど北海道を満喫し、復路は体力の問題もあり飛行機にて新千歳空港(北海道)⇒羽田空港(東京)で戻りました。北海道旅行を計画をする際に、乗り物好きのお子様がいらっしゃったら、新幹線・フェリー・飛行機に乗れ体感できる、今回の私の行き方はオススメです!
新幹線やまびこ
それでは今回ですが、まだまだ猛暑が続きいつ夏バテになるかわかりませんので、夏バテについてご紹介します。
目次
- 夏バテの原因
- 夏バテの症状
- 夏バテ危険度チェックシート
- 夏バテを防止のコツ
- 最後に
夏バテの原因
人間の体は高温・多湿の環境におかれると体温を一定に保とうとするので、必要以上のエネルギーが必要になりますが、このような状態が毎日のように続くと、体温を保つ働きが機能しなくなるため、熱を上手く体外に放出できない状態になり、体内に熱が溜まってしまいます。
その結果、体が限界を迎えて夏バテしてしまうのです。夏バテの主な原因には、次の3つがあげられます。
(1)体内の水分とミネラルが不足する
強い日差しを浴びる時間が長いと、汗がたくさん出て身体の水分とミネラル分を排出するため、身体に必要なミネラルが不足してしまい、脱水症状を起こしやすくなります。
(2)食欲がなくなって栄養不足になる
暑さのせいで胃の消化機能が低下すると、食欲がなくなります。さらに、栄養の吸収が悪くなるため、身体に必要な栄養素が不足して体調不良を引き起こします。また、暑いからといって冷たい飲料を飲みすぎたり、冷製の食べ物をとりすぎると、胃腸が冷えて胃の働きが低下します。
(3)屋外と室内の温度差によって自律神経が乱れる
暑い屋外と、エアコンが効いた室内の温度差が激しいと、体温を調節する自律神経が対応できずに乱れてしまい、さまざまな症状が現れます。屋内と屋外の温度差は、5℃以内が望ましいです。
夏バテの症状
夏バテの症状には以下のようなものがあります。
- 全身の疲労感
- 無気力
- イライラ
- むくみ
- 体がだるい
- 微熱・熱っぽい
- 食欲不振
- 立ちくらみ
- 下痢
- 便秘
夏バテ危険度チェックシート
いったん夏バテになってしまうと、戻るのに時間がかかります。夏バテ危険度を以下のチェックシートで確認してみてくださいね。
<質問項目>
- 夏は食事を作るのが面倒になる
YES 1点 NO 0点 - このところ同じようなものを繰り返し食べている
YES 2点 NO 0点 - 食事はあっさりしたものやのどごしのよいものばかり食べている
YES 3点 NO 0点 - 暑いので、つい火を使わない料理が多くなる
YES 1点 NO 0点 - 夏になってから、どうも食がすすまない
YES 2点 NO 0点 - 喉が渇くので、ジュースや炭酸飲料などを1日に1リットルくらいは飲む
YES 3点 NO 0点 - 食欲がないときの食事はスイカやアイスクリームなどで済ませることがある
YES 3点 NO 0点 - 夏バテ防止に焼き肉、うなぎのかば焼き、豚カツなどをよく食べる
YES 2点 NO 0点 - 日中は暑いので動く気がせず、家でダラダラと過ごしている
YES 2点 NO 0点 - 汗をかかないように、水分はできるだけ控えている
YES 2点 NO 0点 - 暑さに弱いので、部屋はクーラーをガンガンきかせている
YES 1点 NO 0点 - 寝苦しいせいか、寝不足の日が続いている
YES 2点 NO 0点 - 夜遅くまでテレビを見たり、ビデオ鑑賞や読書を楽しんでいる
YES 2点 NO 0点 - 昼食を抜いて、少し涼しくなる夜にまとめて食べることが多い
YES 3点 NO 0点 - 夏の晩は、仕事帰りについビアガーデンによることが多い
YES 2点 NO 0点
(出典:NHK出版 「今日の健康」 テキストより)
<あなたの夏バテレベル>
- 22~31点:完全に夏バテ
自分でも夏バテだと感じているのでは?食生活などを見直す必要があります。
- 8~21点:夏バテ予備軍
今は自覚がなくても体は少しずつ夏の疲れをためこんでいます。早めに対策しましょう。
- 0~7点:夏バテ知らずの健康体
今のところ夏バテの心配はありません。でも、暑い日が続く間は、今のコンディションを維持するように気をつけましょう。
夏バテを防止のコツ
1.火を使った料理を食べる
夏は冷房で思った以上に身体が冷えています。煮物、味噌汁などの火をじっくり通した温かい料理も食べるようにしましょう。
2. 食事の品数を増やす
夏は食欲が低下し、麺類などで簡単に済ませがち。果物やアイスが食事代わりという人もいます。ただでさえ暑さで消費されるビタミンがさらに不足し、疲れがひどくなることも。野菜をしっかりとって、栄養のバランスのよい食事をしましょう。
3. 冷たいジュースや炭酸飲料、ビールに注意!
夏は冷たい飲み物がおいしいですよね。ビールを飲むために水分を我慢する人がいますが、アルコールは利尿作用があって、水分補給にはなりません。また、冷たいものは、胃腸の働きを低下させます。なるべく温かい飲み物を飲むようにしましょう。
4. 水分を控えるのはNG!
暑くてもなるべく汗をかきたくないと、水分を控える人もいるようです? これは脱水症のリスクを上げてしまい危険! 水分はなるべき多めに摂りましょう。
5. 冷房はほどほどに
朝晩の通勤以外は冷房の効いた社内にいるという人も多いはず。できれば、冷房の温度は高めに設定しましょう。難しければ、冷えないよう衣服で調整してください。夜は上手にタイマーをかけて身体を冷やし過ぎないようにして眠りましょう。
6. 汗をかく
普段から汗をかかないと、いざ暑い場所で汗をかこうというときに、上手に汗をかけず、熱中症などを起こしてしまうことも。軽い運動やお風呂、サウナなどで、汗をかきましょう。日が沈んだころに20~30分ウォーキングしてもいいですね。
7. お風呂に入る
夏は、冷房でからだが冷えています。シャワーだけでなく、お風呂にしっかり入りましょう。ぬるめのお湯で、20分程度入るとよいでしょう。湯上りに水分補給を忘れずに。
8.睡眠をしっかりとって疲労回復
1日の疲れは、寝ている間に回復されます。睡眠が不足すると、回復時間が短くなって体調を崩す原因になります。眠る時間帯も重要です。特に22時から2時の間は、成長ホルモンの分泌が活発になるため、この時間は睡眠時間にあてるように配慮しましょう。
最後に
夏バテした身体を元気にするためには、普段何気なく行っている食事、睡眠、入浴、運動の習慣を見直して、規則正しい生活を送ることが大切です。夏バテはきちんと理解して対応することで防止することが可能ですので、夏バテが起こる原因から考えて、夏バテを事前に防止してくださいね。
それでは。