一口で「和柄」と言ってもそれには豊富な種類と意味がある!

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おはようございます~ ヾ(o´ヮ`)ノ ☆彡 丸安毛糸 事務の小椋です^^♬

 

ワタクシ最近よく原宿に出没するのですがファストファッションのお店でとーっても可愛いスカートを見つけました(^^♪

年甲斐もないかな?と思いつつもお買い上げ~~~((((oノ´3`)ノ 今流行のボタニカル柄(花柄)刺繍がステキで早く履きたいなぁ♡

 

さて今回は、市松 鹿の子 麻の葉  すり矢 などの日本伝統の和柄模様についてお話します^^ 和柄ってなんか懐かしくって大好きなんですよねーヽ(*´∀`)ノ

 

和柄模様とは、日本の伝統的なデザイン模様のことをいいます。文様をパターン化し、規律正しく並べたものを総して「和柄」と一般的に読んでます。

この和柄は、平安時代中期から今までデザインされてきており、いくつかのパターンは現在でも当時のデザインのまま使用されています。
文様には、自然現象を抽象的に表した幾何学文、動物や植物をモチーフにした動・植物文に分けられます。またパターンの構成方法によって,単独文と連続文、地文に分けられます。単独文というのは単一の図文から成るもので、各要素を複合して単一の図文に構成したものとがあります。

 

和柄模様の歴史

現在私たちが多く目にすることのある和柄文様が生み出されたのは、平安時代以降のデザインが中心となっているようです。
平安時代初期は、中国や他の国からの影響のものが多くありましたが、平安時代以降に日本独自のものや、他国から伝わったものをアレンジしたデザインが広まってきました。そしてこの頃から、紫式部が書いた源氏物語が誕生し、日本文学の発達時代となりました。そして、ひらがなが誕生し、デザインも日本独自のものと変化してきました。
日本人は古くから、自然の持つ美しさに惹かれていました。そのため、現在の文様には歴史的なデザインを継承しつつ、自然をモチーフにしたものが多く存在しています。

では、代表的な和柄をいくつかご紹介します^^

           青海波文様(せいがいは)

三重の半円を連続して波を表した幾何学文様。名前の由来としては、名称「青海波」は舞楽「青海波」の装束に使われた文様が起源となっています。江戸時代には青海水とも呼ばれていました。配色は文様の名から想像される様な青だけでなく様々な色で彩色され、「四海波静か」という言葉に連想されめでたい文様として季節に関わりなく描かれる文様となりました。

 

           麻の葉(あせのは)

この文様は大麻の葉の形に似ている事から名付けられました。
古来から「麻」は神聖なものとして扱われていました。麻という植物は丈夫ですくすくとまっすぐに伸びることから、子供の産着に用いる風習があリました。

           七宝(しっぽう)

この文様の意味は、耐えることのない永遠の連鎖と拡大を意味し、円満や平和を表しています。また、仏教の経典に書かれている七つの宝物「金、銀、瑠璃、珊瑚、瑪瑙(めのう)、玻璃(はり)、千年生きるとされるシャコガイ」に由来すると言われています。

           矢絣(やがすり)

この文様は矢羽根を絣織で表現したものです。江戸時代に、結婚の際に矢絣の着物を持たせると出戻ってこない(射た矢が戻ってこないため)といわれるようになり、縁起柄とされています。(昔の女学生の袴によく見られる模様ですね^^)

           市松文様(いちまつ)

チェック柄としても馴染みがある市松文様。歌舞伎役者佐野川市松が舞台衣装に用いた事からこの名称が付きました。4年後に行われる2020年のオリンピックのシンボルでも用いられることになっています。

           籠目文様(かごめ)

籠目文様は編んだ竹籠の網目から生じた文様です。網目の一つを紋章化した正三角形を上下に重ねた星型の形は邪を払う力があるとされ、魔よけの印として使われたりもします。

           鱗文様(うろこ)

鱗模様は蛇や蝶を連想して、脱皮を表し、厄を落とし再生するという意味があり、江戸時代には厄除けの文様とされてきました。

 

今まで、ただの模様としてだけ見てきましたが、ちゃんと意味のある形だったんですねヽ(*´∀`)ノ♬ そう思って見ると他の和柄文様もどんな由来があるのかな?と想像できて楽しくなりますね!