ニット 引き揃え プレーティングの違いについて

  • 編み・柄

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こんにちは。八木です。
さて今回は皆様お馴染みの「引き揃え」と「プレーティング」のお話をしたいと思います。

引き揃え

引き揃えとは2色以上の糸を同じ糸口から引き揃えて編むことです。
そのため表と裏で糸を見た時にまだら模様に不均一に糸が出ます。

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【注意点】

例えば、白黒の2色を引き揃えにした場合、

・黒だけが表に多く出てしまう部分が出来たり

・横スジが入ったように色が出てしまったり

全体的に均一に出ないので、綺麗に混ざった感じにしたい場合は撚糸をお薦めします。

グリーンの編地 ↑ ↑ ↑ 

写真(上):引き揃え(3色)

写真(下):撚糸(3色)

●引き揃えた方は横にボーダーぽく3色の糸が出たり入ったりして見え方が一定ではありませんね。

●撚糸をした糸は色がミックスされて見え方が一定ですね。

プレーティング(二重臼)

2色の糸を表裏で編み分ける方法です。
機械の種類によっては糸口の挿入方法が違います。
キャリアを2つ以上使う場合と、糸口を2つで分けたりして表裏それぞれで編んでいきます。
その為編みあがりは表・裏に分かれた状態になります。

色が分かれて分かり易いですよね?

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リンクス編地 ↑ ↑ ↑ 

こちらは、プレーティングの色の出方をデザインに用いた編地です。

色がはっきり分かれるので、リブやリンクス柄など裏表で表現すると面白いですよね。

まとめ

如何でしたか?
ちなみに、ラメ糸など肌に当たったりチクチクすのが気になることはありませんか?

そんな時プレーティングの技法を用いたりすると、裏(肌に当たる部分)にはラメ糸が響かない様に操作する事が可能だったりします。編みはもちろんですが、そういったテクニックにも使えるのでそれぞれの特徴を活かしてお使い下さい!

ではまた。