光沢素材、ラメ糸のご使用上の注意点をまとめました。

  • ニット糸の取り扱い方法

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今年のゴールデンウィークは天気に恵まれ、各地の観光名所も大にぎわいのようでしたが、皆様はどのようにお過ごしになりましたでしょうか。

私は遠くへは出掛けず、近場でヘラブナ釣りを楽しみました。

こんにちは丸安毛糸の田崎です。今回もよろしくお願いいたします。

 

今回はラメ糸使いの商品が目につくようになってきましたので、ラメ糸使用製品の注意点を書いていきますので最後までお付き合いをお願いいたします。

 

目次

  • 目次1 ラメ糸使用上の注意点
  • 目次2 ラメ入り製品のお取り扱いと保存の注意
  • まとめ

IMG_20161104_134051ラメ糸使用上の注意点

1、ラメは強酸性と強アルカリ性には化学反応をおこし、金属的光沢が失われてしまいますので下記の点に注意をしてください。

イ、酸性薬品を使用された糸と交編、交撚されるときは、残留酸がラメに悪影響を及ぼし光沢が失われてしまいますので、中和処理をされた糸と使用してください。

ロ、ソーピング剤を使用の際は、ラメに適合したものを確認してご使用してください。

ハ、ラメ使用の商品は、他の商品(酸、アルカリが含まれているもの)と接触をしないようにしてください。

二、防虫剤は金糸用防虫剤(蒸散性ピレスロイド系)をご使用ください。

 

ラメ入り製品のお取り扱いと保存の注意

1、汗、飲み物や食べ物など付着物は水洗いまたはドライクリーニングで洗い落としてください。

2、他の製品との接触を避けるように保存をしてください。(充分に乾燥をして頂き、厚めのポリエチレンの袋に入れ保存をしてください。)

 

まとめ

ラメ糸はポリエステルフィルムに箔を載せたものを細くカットをして糸にしていますので、酸性やアルカリ性の薬品に弱く、接触をしていると光沢が失われてしまいます。

私の経験としては、ウール100%の糸とラメ糸を使用した製品で、ラメ糸の光沢が失われてしまったことがありました。原因はウール糸の染色時に、中和が充分にされておらず、ラメの光沢が失われたのです。

ラメ糸の使用が難しいように書き並べましたが、中和がされていれば問題は無く、ご家庭での洗濯も中和洗剤をご使用していただければ問題はありません。

好きなセーターを大事に取り扱い、保存していただきたく注意点を書かせていただきました。

今回も最後までお付き合いを頂きありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします。