あなたの仮名遣いは大丈夫?正しいのはどっち??
- 仕事に役立つ豆知識
- 投稿日:
- 2017-04-19
- (更新日:2020-06-27)
こんにちは、今年第二弾、弾丸旅に出かけた小柳です。
台湾南部に位置する台湾第二の都市「高雄」を目指し日本から直行しました。台北・台中辺りとは違いのんびりとした雰囲気が漂い、海もきれいでリゾート地感がありました。メトロも充実していて移動に便利、港町なので海鮮料理も充実、異国情緒溢れる街並みなどなど・・台北の次は高雄でディープな台湾を私はお勧めします!
世界で最も美しい駅のひとつに選ばれた、美麗島駅
それでは突然ですが、「見づらいor見ずらい」どっちが正しいでしょうか?先日、同僚に聞かれ「見ずらい」ではないですか?と私。でも、不安になって調べてみたら・・・といことで今回は、間違いやすい四つ仮名「ず」「づ」と「じ」「ぢ」についてご紹介します。
目次
- 「ず」と「づ」「じ」と「ぢ」使い分けるルール
- 「見づらいor見ずらい」どっち?
- 最後に
「ず」と「づ」「じ」と「ぢ」使い分けるルール
みなさんは「ず」と「づ」、「じ」と「ぢ」の使い分けで悩んだことはありませんか。基本的には「ず」と「じ」を使うことになっています。では、「づ」と「ぢ」を使うケースは?どういうルールがあるか挙げてみます。
1 どちらでも良いケース
《例》
せかいじゅう(世界中) いなずま(稲妻) かたず(固唾*) きずな(絆*)
さかずき(杯) ときわず ほおずき みみずく うなずく おとずれる(訪)
かしずく つまずく ぬかずく ひざまずく あせみずく くんずほぐれつ
さしずめ でずっぱり なかんずく うでずく くろずくめ ひとりずつ ゆうずう(融通)
2 次のような語は、「ぢ」「づ」を用いて書く。
(1) 同音の連呼によって生じた「ぢ」「づ」
「同音の連呼」というのは簡単に言えば「チ+ジ」「ツ+ズ」という発音のときは「ちぢ」「つづ」と書くということです
《例》
ちぢみ(縮) ちぢむ ちぢれる ちぢこまる つづみ(鼓)
つづら つづく(続) つづる(綴*)
〔注意〕 「いちじく」「いちじるしい」は、この例にあたらない。
(2) 二語の連合によって生じた「ぢ」「づ」
「二語の連合」というのは、 2語が連合して後半の語頭に濁音が生じた場合、元の言葉がすぐ分かるように「ぢ」や「づ」を書くということです。
《例》
はなぢ(鼻血) そえぢ(添乳) そこぢから(底力) いれぢえ(入知恵)
ちゃのみぢゃわん まぢか(間近) こぢんまり ちかぢか(近々) ちりぢり
みかづき(三日月) たけづつ(竹筒) たづな(手綱) にいづま(新妻) けづめ
おこづかい(小遣) わしづかみ こころづくし(心尽) てづくり(手作)
こづつみ(小包) ことづて はこづめ(箱詰) はたらきづめ みちづれ(道連)
かたづく こづく(小突) うらづける ゆきづまる ねばりづよい
つねづね(常々) つくづく つれづれ
「見づらいor見ずらい」どっち?
冒頭に書いた「見づらいor見ずらい」どっちが正しい?か・・・正解は「見づらい」です。
漢字に分解すると、よく分かります。「見づらい=見る+辛い(つらい)」です。辛いには「~するのが難しい」という意味があります。読むのが難しいから、「見づらい」なのです。
「読みづらい」「分かりづらい」「書きづらい」「動きづらい」「しづらい」などなど。
最後に
今回ご紹介した四つ仮名「ず」「づ」と「じ」「ぢ」は他にも決まりごとや基準などあり複雑で頭が混乱します。しかし、メールでのやりとり、SNSの普及により文章を書く機会が多くなってきていますので、正しい仮名遣いができるよう認識を少しずつ改めていきたいです。
それでは。