ニット横編みならではのプリーツの編み方とは!
- 編み・柄
- 投稿日:
- 2017-04-18
- (更新日:2020-06-27)
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いつものポイントからモーニングショット!!
おはようございます。
4月も中旬に入ると、空気もゆるみ湘南海岸も春本番になりましたね。
日中は初夏を思わせるぐらいの日差し、季節の移ろいは早いものです。
さて、今回はニット横編みならではのプリーツ編みについてお話しますね。
- 目次1プリーツ編み縦地使い応用編
- 目次2プリーツ編み横地使い応用編
- まとめ
プリーツ編み縦地使い応用編
総針ゴム編みをベースにしたプリーツで、折山線にくるところを天竺編みに
することで簡単に襞(ひだ)をつけることができます。
例えば、折りたい襞(ひだ)幅にあわせて
総針ゴム4cm=折山天竺裏目0.5cm=総針ゴム4cm=折山天竺表目0.5cmと
横方向にリピートするだけで、プリーツが編み上がります。
次は、素材の性質を活かしたプリーツ
コットン素材Z撚り強撚糸で、あえてねじれる効果を利用することで
天竺表目が右側にねじれ、裏目が左側にねじれ反発する効果を利用しています。
ただ単純にワイドリブでボーダーに編むだけで、これだけの効果が得られるのは
横編みならではですね。
プリーツ編み横地使い応用編
次は、編み端し両脇側から編みはじめるプリーツ編み
先ほどの縦地使いは縦に編み、縦に折山を入れてましたが、横地使いの場合は
横方向に折山をつけてボーダー風に編むことになります。
総針ゴムがベースになり、折山線は天竺表目=裏目になります。
横地使いの最大のメリットは、裾蹴回し(裾回り)の分量が多くとることができます。
例えば、写真左側ウエストから編みはじめ、写真右側と編み進め
裾線に近づくにつれ、引き返し編みを入れ、扇状になるように編み進ることで
半円形のシルエットを作りだすことができるのです。
襞の幅や本数も自在に変化をつけることができることや
例えば、ストライプにしたいならボーダーに編めばよいし
ちょっとした柄を入れ変化を楽しみたいならリンクスを入れることも
または素材を交編することも、もちろんOK!!
上写真は、襞幅を大きくとることで、折山の本数が少なくなることで
広がりやすく、立体感あるスカートに適しています。
まとめ
ひとことで、プリーツといっても、たくさんの種類がありますね。
一般的には、プリーツの加工屋さんにお願いするケースが多いのですが、、、
横編みならではの編み方で、完結するのもひとつの方法
ただベースが総針ゴム編みになる場合、重くならないよいう素材の選択が大切で、
はり感があるポリエステル混やレーヨン混、ゲージは14~16GGがよい。
ボトムはもちろんのこと、トップスの裾や袖口のパーツとしても活躍するプリーツ編み
是非、試してみて下さい。