ニットのリブ変形型組織 片畦・両畦・ミラノ・ハーフミラノのご紹介

  • 編み・柄

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皆さんこんにちは。
花粉量がピークになってきましたね。
私は今年から特に花粉症が酷くマスク、ティッシュが離せません。。。。

この事を考えるとゴールデンウィークまで杞憂でありますが春のお訪れを感じさせますのでこれも致し方ありませんね。

さてさて先日ニュースレーターを作成の機会があり改めてリブ組織に触れる機会がありました。
その+αとして今回はリブの変形型の組織についてご説明したいと思います。

皆さんご存知の片畦、両畦、ミラノ、ハーフミラノも実はリブの仲間なんですよ。

目次

  • 片畦
  • 両畦
  • ミラノリブ
  • ハーフミラノ
  • まとめ

片畦

1✖1リブの中にタックを入れて編組織になっており前又は後ろの片面にタックが入る編組織
下記の写真を見ると、タックされている側 タックされていない側(ブタ目)で目が大きく違いますね。
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編成図で書くとこんな感じです。∧部分がタックをの意味を表しています。
前後のどちらかだけタックを入れてるので∧部分が一箇所のみになっています。

片畦

 

両畦

1✖1リブの中にタックを入れて編み又両面共にタックの入った編組織
片畦より厚手になっており組織の中でもっとも横に広がります。

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編成図で書くとこんな感じです。
∧部分がタックをの意味を表しています。
前後にタックを入れてるので∧部分が前後に入っています。

両畦

 

畦組織は見た目は各1段ごとに編まれてみえますが、実は下の目を引き上げて編まれ2段で構成されています。
ですのでニットしてタックして編む~♪、ニットしてタックして編む~♪ というように編まれています。

タック

畦の目が大きく見えるのはタック(目を引き上げて)編むから1目が非常に大きく見えるのです。
又糸量を多く使い、地厚なのでモヘアなどザクザクに編むと風合いよくした安定した仕上がりになります。

 

ミラノリブ

総針と前後袋で編まれたも編み組織
組織の中でもっとも伸縮性がありません。又袋で編むことにより横縞(スジ)が入ります。

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編成図で書くとこんな感じです。
ぐるーっと一周している部分が袋の意味を表しています。
ミラノリブ

 

下記図のΩマーク部分が前後共通になっていますよね?
その為両面同じ見え方で見えるんですね。
ミラノリブ 目の大きさ

ハーフミラノ

総針と前又は後ろのみ袋で編まれた編み組織
片面は横スジが入り、反対はメリヤス目の表上になります。

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編成図で書くとこんな感じです。
ミラノリブとことなり、片方のみ袋で編まれているので片方のみループが走っています。

ハーフミラノ

 

下記の図を見ると前後で編み段数異なりますよね?(後ろの方が多くなってます。)
目の大きさ(ミラノ)

その為前後で段数が違うのでローリングしやすい編地になってます。
(ひっくりかえり易いという意味です。)

それを防ぐ為に、袋で編んでない方を度目を粗くしたりしています。

 

まとめ

いかがでしたか?
今回ご紹介したのは基本のリブ変形型でしたがこれをベースにさらに応用した編み組織が生まれます。
素敵な編みだなーと見てみると以外にも基本の編み組織だったりしますのでー

余談ですが、Ωマークがニットのループマークに似ていると今回気づきました・・・