ニット糸のシルケット加工の特徴を分かり易く説明します。

  • 加工

みなさんこんにちは!!やっしーです!!

今年は世界中に大寒波が到来して、映画デイアフタートュモローのような世界になってしまうのではないかと思うくらい各地のニュースは凄かったですね!!
大寒波も終わって、TVCMも春物になり、春がぐいぐい近づいてきている。そんな感じの今日この頃。
皆様はどうお過ごしでしょうか?春が目の前とは言えもう少し寒さは続きますので、暖かくしてください。

それでは、今回のテーマです。
今回はシルケット加工についてを簡潔にわかりやすく書きました。

目次

  • シルケット加工とは
  • シルケット加工の特徴まとめ
  • 最後に

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丸安コレクションより 1/4.8 ミルキーリリー

シルケット加工とは

綿を引っ張りながら苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)という薬剤で処理し、綿に絹のような光沢を付与する加工です。さらに、染色性の向上、吸湿性の増加、寸法の安定、強力の向上など様々な性質がレベルアップします。ただ、綿ならではのふんわりと柔らかな風合いはなくなってしまいます。。
因みにこの加工法をは1844年にイギリスの科学者 ジョン・マーセルによって発見されたもので、この加工をマーセリゼーションと名づけたのですが、日本では、絹のような光沢を得られることから別名【シルケット加工】と呼ばれています。

シルケット加工の特徴まとめ

・染料の吸着性が上がり鮮やかな色の再現性が良くなる
・繊維にハリコシを出し、固く固定するため、形状、寸法が安定する
・本来光沢の無い繊維に光沢を与えることができる
・綿本来の風合いが損なわれる

 

最後に

展は二物を与えず。どんな加工にもメリットデメリットがあるんですね!
綺麗な光沢が綿をより高級な印象にしてくれますね。そんな光沢が美しい糸でどんな製品をデザインしますか?
セーター、ベスト、カーディガン。どれも高級感とハリコシのある商品に仕上がりそうですね。シルケット加工、綿をシルクにしてしまうなんて、まるで、シンデレラのお話しのようですね。

それではまた次回も宜しくお願いします。