【ニット素材】キュプラの特徴をご紹介します!!

  • 繊維と糸

綿綿

こんにちは。八嶋です。

一気に冬になった感じですね。さむいですよね?

それでは、今回のテーマ。キュプラについて書いていきます。よくスーツの裏地に使われていたりして品質表示を目にはするものの、実際の所どんな素材で、どういった特徴があるのか、、よくわからない。と、思っている方は少なくないのではないでしょうか??

それでは、ご覧ください。

※※ 2016年12月の記事のリライトです。

独自の風合いを持った再生繊維

コットンりんんたー

キュプラはレーヨンと同じく再生繊維の一種です。レーヨンとの違いは、レーヨンが木材パルプを原料にしているのに対して、キュプラは原料の大部分がコットンリンターであることです。コットンリンターとは、綿実から綿花を採った後に残る短い繊維で、単にリンターともいいます。これを溶解して紡糸したのがキュプラです。レーヨンと同時期に工業化に至ったと言われていて、古くからある歴史のある繊維なんです。

キュプラの特長

キュプラは、レーヨンと原料の違いはあっても、もとは同じ天然の繊維からできているので、性質はレーヨンと似たところがあります。吸湿性や染色性が良いといった再生繊維共通の特徴の他に、しっかりと独自の優れた点もあるんですよ♪

<絹のように美しい>

繊維の断面が正円形で、美しい光沢があり、絹のような見た目です。

<肌触りが良い>

キュプラは、感触が絹に似ていてサラッとした肌触りです。また、繊維が細くしなやかなので、ソフトな感触を持っています。

<強い>
ここが、レーヨンとの大きな違いです。キュプラは相当強く、濡れても強力は低下せず、耐光性、耐摩擦性ともレーヨンよりも優れています。

キュプラは絹のように美しく、しかも強いので、薄手の高級織物を作ることができ、絹の分野にもっとも多く使われています。

最後に

キュプラは上記の特徴を活かして、織物では裏地やブラウス、編み物ではランジェリーなどに使われています。キュプラは絹に似た性質と強さを併せ持っているところからこうした分野での確固たる地盤を築いています。

そんな、自分の強みを活かして活躍しているキュプラのような男になりたいと思いました!!!

それでは、また次回も宜しくお願い致します!!!!