編み方一つ変えるだけでラメ糸のチクチクを改善します。
- ニット糸の取り扱い方法
- 投稿日:
- 2016-11-16
- (更新日:2020-06-27)
みなさんこんにちは。
家ではコタツが大活躍中の田沢です。
最近引っ越したという事を言い訳にボルダリングに行かなくなり、早2か月です。
ボロボロだった指の皮も今じゃ輝きを取り戻してしまいました。。。
そろそろ復活しよう!と決め早1か月ですが、そろそろ本気で始めます笑
さて、今回のブログですが、皆さんこんな経験ないですか?
「ラメ可愛いけど、チクチクして嫌なんだよね~」
こんな事から敬遠されがちな可愛そうな素材ですが、たった一工夫するだけで、このチクチクのラメ糸が
「えラメなのに風合い良いじゃん!」
に変わるって知ってましたか?今回はそんな事を3種の編み技法を使って紹介したいと思います。
- プレーティング
- 接結
- 袋ジャカード
- まとめ
プレーティング
よく聞くこの単語、プレーティング、詳しく編み技法を紹介しているブログがありますので、もっと知りたい!って方はこちらも見てみてくください。https://www.knitmag.jp/5620
表と裏を違う糸で切り替えられるこの技法、このプレーティングを使う事で、ラメと風合いの良い素材とで切り替えてみると、、、
こんな見え方になります。
表はキラキラしていて。裏はまた違う風合いに見えるのが分かりますか?
表にラメ糸、裏にコットンなどの肌ざわりが良い素材という風に切り替える事で、見た目はラメのニットなのに、着用してもチクチクしな~い、そんなニットに仕上げる事ができます。
そしてこのプレーテングの一番良いところは、シングルの編み組織のため、比較的これから紹介する編み技法よりは商品が軽く仕上がります。薄手のニットにはオススメですね^^
ただ、ひとつデメリットとして、よ~く見ると裏に少しだけラメが見えるのが分かりますか?
この技法では同じ針に2種の糸があるため、どうしても少しは裏にもラメが出てきてしまうのです。
接結
僕が一番好きな編み技法の接結です。笑 理由はよくわかりません。笑
詳しく編み技法を紹介しているブログがありますので、もっと知りたい!って方はこちらも見てみてくください。https://www.knitmag.jp/8156
まずは接結で編んだスワッチの写真をご覧ください。
先ほどのプレーティングと比べてみてどうですか?
印象としては、プレーテングよりも綺麗に表と裏で分かれているのが確認できると思います。
前後の針にそれぞれの糸だけで編まれていくので、裏にラメが響く事はありません。なので、プレーティングよりも裏の風合いは最高に良いです。ただ、ダブル組織のため、しっかりと仕上がってしまう事と、重くなってしまうなどの点はありますが、厚手のものであれば全く問題ないと思います^^
袋ジャカード
「袋って田沢、、、編地ガバガバになんじゃん」って思われるかと思いますが、
こちらもまずは写真をご覧ください。
裏に横に線が入っているのが分かりますか?これは傷ではなくあえてこうしています。
何をしているのかと言いますと、この線の部分で後ろをタックで止めています、簡単に言うと、袋ジャカードと接結の組み合わせです^^
袋ジャカードだと確かに綺麗に表と裏で切り替える事は可能ですが、袋状のため、編地が安定せず、ガバガバしてしまいます。
ただ、じゃあ接結かな?と思うと、重く仕上がってしまったりと、、、悩ましいものだったのですが、そこから生まれたのが、この組み合わせなんです!
この編み方であれば、接結で難点だったニットが重くなってしまう事が改善されるため、値段も落とせたり見積もりには優しい上に裏の糸も綺麗に切り替えられるので、ラメのチクチクは心配無しです!
ただ、裏を見ると傷?っぽく見えてしまうのが唯一の難点ではありますが、リバーシブルニットとかでない限りは全然使えます!
まとめ
さてさて、如何でしたでしょうか?
編み方一つで良くも悪くもなるニットですが、たった一つ変えるだけでこんなに違う良さが出てくるのって面白いですね^^
ではまた