丸安東京展完走!最終日に開催したニットセミナーで感じたこと
- イベント/セミナー
- 投稿日:
- 2016-10-21
- (更新日:2020-01-30)
こんにちは、佐野です!
先日開催いたしました私たち丸安毛糸の展示会、東京本社での開催も無事に終了いたしました!
そして今日は大阪展も最終日!突っ走ったままあっという間に終わってしまいますね、、、、
実は、展示会を始めて結構初期の段階から“ニットセミナー”を開催しています。
PITTI FILATIで仕入れたトレンド情報だったり、旬なテクニックなど、先輩たちが築いてきた土台をもとに、今年からは私たち若手にもその場を与えてもらっています。
そんな私たちが行っているのが、“ニットの基礎セミナー!!”
ご案内状はこんな文面です。
あなたは素敵なニットを見つけたとき
そのニットがどのように作られているかイメージすることが出来ますか?
具体的にイメージするには、製品の製造工程や素材の特徴を知ることが必要だと思っています。
作りたいニットの完成度を高めるためにも、ニットの基礎知識を理解いただくことで
商品に対しての工夫や発送が豊かになり、よりオリジナリティー溢れ
楽しい商品企画に役立てていただければと考えております。
という私たちの思いから、、、
丸安毛糸ニットセミナーは、
ニットの基礎をテーマにお届けします
服が売れないとか、大変な業界だとかささやかれたりしますが、
やっぱり魂を込めてセーターを作り、
やっぱり魂を込めてセーターを作り、
たくさんの人に喜んでもらいたい。
そういう想いでニットの仕事に従事されている方々はまだまだたくさんいらっしゃると思います。
しかし、業界の現状、時代の流れの中でなかなかニットに対してがっつり知識を習得できる機会も少ないのでは、という考えに至りました。
モノのスペックは伝わらなくても良いのかもしれませんが、
自分たちが思う“良いもの”を伝えていくためには、専門知識は決していらないものではないと思います。
そんな思いで、少ない経験であっても、作り手により近い立場にある私たちから
伝えられることだってきっとある!をテーマにこのセミナーの開催が決まりました。
今回は二回目でして、私からは梳毛と紡毛について、お話をさせていただきました。
梳毛糸と紡毛糸の特徴、それぞれの面白さ、また、生産工程の違いだったり、そんな感じの内容です。
梳毛とか紡毛とか、他にも撚糸とか、この仕事をしていると糸の事についてもたくさんの専門用語が飛び交い、
具体的にはわからなくても、なんとなくこういうことかな、ってそのままにしてしまうことも、きっとちょっとはありますよね。
具体的にはわからなくても、なんとなくこういうことかな、ってそのままにしてしまうことも、きっとちょっとはありますよね。
はたまたしっかり理解する機会もなく、そのままにしてしまっていたり。
実際に私もそうでした。いや、まだそういうところもあります、、、
いざ、この梳毛と紡毛をテーマにセミナー内容をまとめ初めて見ると、、、、
やばい!知らない!!わからない!!!ということもたくさんありました。。。
たくさんの先輩に聞いて、紡績メーカーさんに聞いて、こんなことも知らないのか!と、言われてしまうこともしばしば。
しかし、お話ししなければいけない立場になってみて、初めてしっかり勉強もできたといいますか、
自分自身の知識の習得にもなったことは、やれてよかったかなって思います。
自分自身の知識の習得にもなったことは、やれてよかったかなって思います。
こんな感じでやらせていただきました!
練習も重ね、本番も終わってみて思ったことは、やっぱり楽しい業界にいるな~ってこと。
ニット業界もマニアックな世界かもしれませんが、それこそ羊を育てるところから素敵なセーターが出来上がるまで、
いろんな人が携わって、いろんな専門知識、専門技術、そしてアイディアがそろってはじめて成り立っています。
いろんな人が携わって、いろんな専門知識、専門技術、そしてアイディアがそろってはじめて成り立っています。
今回もただ単純に糸の事をお伝えしたかったかというと、決してそうではなくて、
やっぱりニットが楽しい!って思う人たちをたくさん増やしていきたいってことです。
やっぱりニットが楽しい!って思う人たちをたくさん増やしていきたいってことです。
自分たちだけのオリジナルのニット製品を作り、それをいろんな人に喜んでもらいたいってなったら、糸づくりから一緒に楽しめたら、作り手の愛着も深いものになっていくんだろうなって思います。
セミナーなんていうと、なんだか上から目線に聞こえてしまうかもしれませんが、そんなつもりは一切ございません!
自分たちの短い経験の中でも見出すことができてきた、ニットの楽しさを共感してもらいたい!っていう気持ちでやっています!
今回参加いただいた皆様、そして懲りずにご協力いただいた紡績メーカーの皆さま方、本当にありがとうございました。
感想文みたいになってしまいましたが(笑)
ではまた次回!^^