今年の秋冬物も大人気!Knit(ニット)用ファンシーヤーンの色々PartⅡ
- おすすめ素材・糸
- 投稿日:
- 2016-09-21
- (更新日:2020-06-27)
皆さんこんにちは~!
9月も後半に突入してかなり涼しくなってきました。秋らしい気候という事で店頭でも沢山の秋冬物で賑わっていますよね。
そして私達の業界では展示会シーズン突入で2016冬物の現物企画展や2017春夏物の展示会で各社にぎわっております。
勿論、私達も先週2017~18秋冬物の素材展を山形、新潟で開催しました。沢山のニッターさんや商社さん、染め屋さんに来社頂き実りある1週間でした!!
では本題にはいりますね。
前回はファンシー.ヤーンとは。。。!という事でファンシー.ヤーンの定義であったり撚糸機の紹介などをさせて頂きました。
で、今回はその撚糸機で作れるファンシー.ヤーンの幾つかを紹介したいと思います。
- 目次1.リングヤーン
- 目次2.ブークレーヤーン
- 目次 3 .ループヤーン
- まとめ
ファンシー.ヤーンの色々!
●1.リングヤーン
リングヤーンは芯糸に対して弛糸をやや多め(約1.4~1.8倍)に供給し、中撚すると芯糸に対して弛糸が絡みつき波状の凹凸か出来ます。これを押糸で逆方向に上撚をかけて形状を安定させた糸となります。糸の形状は上の写真を参照下さい。
●2.ブークレーヤーン
ブークレーヤーンは芯糸に対して弛糸をリングヤーンよりも多く供給し、中撚をすると芯糸のまわりに多く送り出された糸が小さなループ状を連続的に作られます。これを押糸で逆方向に上撚をかけて形状を安定させた糸となります。リングヤーンよりも形状感があり厚手で嵩高な編地ができます。糸の形状は上の写真を参照下さい。
●3.ループヤーン
ループヤーンは芯糸に対して太目の弛糸を多く供給し、弛糸の地撚(紡績でできた撚り)と逆方向に撚糸することにより、芯糸にからみつきながらループを形成します。これを押糸でループを起こしながら上撚をかけをかけて形状を安定させた糸となります。ループヤーンは糸の供給量がブークレーヤーンと同じで番手の細い形状のループヤーンは外観がブークレーヤーンににている為ブークレーヤーンと言われる場合があります。ループヤーンはブークレーヤーンよりも形状が大きいのでより凹凸感がでてミドルゲージ~ローゲージニットには欠かせない形状の糸です。糸の形状は上の写真を参照下さい。
まとめ
皆さん如何でしたか~?今回はリング撚糸機で出来るループ形状のファンシーヤーンを紹介しましたが、他にもカールやノット、または今日紹介しましたファンシーヤーンの変形タイプなどまだまだ沢山の種類はありますがまた何かの機会にご紹介したいと思います。
★そしていよいよ10月12日(水)~14日(金)これらファンシーヤーンを使った2017~18秋冬 丸安毛糸展示会がスタートします!
楽しいイベントも沢山有りますので是非遊びに来て下さ~い(^^)/
ではまた~!!