シンプルなニットカーディガンにかかせない前立ての編み方とは?
- 編み・柄
- 投稿日:
- 2016-07-25
- (更新日:2020-06-27)
おはようございます。
やっと夏本番を迎え、夏休みをこころまちしている福田です!
宮古島で出会ったカニくん、海遊びは幾つになっても楽し~いですね。
さて今回は、ベーシックカーディガンにはかかせない編み方についてのお話し。
ふつう前立ては、別編みされたパーツ『総針テープ、リブ、天竺パイピング等』を
つけるケースが多いのですが、それだと、歪みや、吊れたり、縫いつけたところの
縫い代が重なり厚くなりがちです。
そんな解消する方法が、身頃に前立てをつけて編むことなのです。
目次
目次1前立てをつけて編むメリットとは
目次2前立てにボタンホールまで開ける
まとめ
前立てをつけて編むメリットとは
前立てといっても、色んな編み方があるのですが、例えば身頃が天竺になっている場合
薄くて軽やかな編地には、総針やリブ組織では重くなりがちなので
身頃と同調するよう天竺編みがふさわく思います。
前立てが袋編みに仕上がったカーディガン、無理のない自然に流れるようなライン
縫い合わせした、はぎ目がないので、着用しても引きつれがなく、とっても軽や。
そして、次が総針ゴム編みに施した前立ては、なんとスムース編み!
この編み方のメリットは、ただのゴム編みだとボタンを掛けた時に編み目が
伸びてしまいますが、スムース編みだと伸びを抑える効果と、薄く仕上がり
しっかりするので着用を繰り返しても、比較的にきれいな前立てのラインが保たれます。
前立てにボタンホールまで開ける
確かに前立てを編成しながら、ホールを開けることって、確かに大変こまかな
作業になりますが、とてもきれいな仕上がりなります。
最大のメリットは、あとからミシンで開けるボタンホールの工程を思うと
縫い糸の色合わせに四苦八苦したり、ホールの位置ずれが生じたりと
結構やっかいな工程がボタンホールなのです。
編成する際、左右に編み分け開けるので、糸口を増やす必要があり
編み機のプログラムが難しくなる分、編成時間は増えますが
ニット横編みならではのテクニックのひとつなんですね。
まとめ
前立てから~ボタンホールまで、形成された美しいニットならではの
シンプルなカーディガンに、かかせないテクニックです。
次回は、引き返し編みです。